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F1第13戦シンガポールGPフリー走行1回目、詳細レポート

2013年09月20日(金)20:54 pm

2013年F1第13戦シンガポールGPが9月20日(金)、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキット(1周/5.065km)で開幕。現地時間18時(日本時間19時)からフリー走行1回目が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がトップになった。

【結果】F1第13戦シンガポールGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温31℃。路面温度は33℃。今年のF1も残り7レースとなり、再びヨーロッパを離れ、アジア、中東、アメリカ大陸へと転戦が続くことになる。シンガポールの夜景を背景にナイトレースが行われる市街地コースは、通常とは逆の反時計回り。使用されるドライタイヤはプライムがミディアム(白)、オプションがスーパーソフト(赤)の組み合わせ。DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)ゾーンはターン5の立ち上がりからターン7までの間とピットストレートの2か所に設けられる。

まずは、夕暮れの自然光につつまれたコースに各車が爆音をとどろかせながらインストレーションラップに出てゆく。その後は各チームともセッティング作業に取り組み、再びサーキットは静寂に包まれる。

開始25分を回ったところで、まずはマクラーレンのセルジオ・ペレスが最初の走行プログラムに出てゆく。タイヤはもちろんプライムのミディアムだ。今年はコースに一部改修が施され、ターン10がこれまでのシケインから通常のコーナーへと変わっている。このため、今年のラップタイムは昨年よりもかなり縮まることが予想されている。

開始40分。ここまでに8台がタイム計測を行っており、トップタイムはパストール・マルドナードの1分49秒827。2番手にペレス、3番手にジェンソン・バトン(マクラーレン)がつけている。セッションの折り返し点となる開始45分を回るころから、徐々にトップチーム勢もコースへと姿を現してきた。

まずはマーク・ウェバー(レッドブル)が1分48秒365でトップに立つと、ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンのメルセデスAMG勢が2番手、3番手に上がってゆく。その後ハミルトンが1分47秒872までタイムを伸ばしトップに立つと、来季からフェラーリへ移籍することが発表されたキミ・ライコネン(ロータス)がそれに続いてゆく。当然この段階ではタイムの伸びしろも大きく、しばらくは順位の入れ替わりが激しくなっていきそうだ。

そんな中、ロマン・グロージャン(ロータス)はパワーステアリングにトラブルが発生しているようで、まだコースインできない状態だ。

残り30分。このころにはすでにシンガポールの街は薄暗くなっており、照明がコースを明るく照らしだしている。グロージャン以外のドライバーは全員タイム計測を終えており、この段階でのトップは1分47秒055までタイムを伸ばしたハミルトン。2番手1分47秒420のウェバー、3番手1分47秒933のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、4番手1分48秒239のロズベルグ、5番手1分48秒354のライコネンと並んでいる。フェラーリ勢はフェルナンド・アロンソが1分48秒362で6番手、フェリペ・マッサが1分49秒549で12番手となっている。

残り25分。やっとグロージャンがコースイン。3周目のタイム計測で1分48秒654を刻み、アロンソに次ぐ7番手に顔を出してきた。

残り15分。ライコネンがターン13で曲がりきれずにコースアウトするも、エスケープ・ゾーンでスピンターンし再びコースに戻る。この段階ではどのチームもミディアムタイヤでのロングラン・プログラムを展開しており、順位表に目立った変動は見られない。

今日のコンディションにおいてはミディアムタイヤの性能低下もそれほど大きくはないようだ。多くのドライバーが自己ベストから1秒以内のタイムでのロングランを続けている。

セッション終了。結局トップ5勢の順位とタイムは変わらず、トップがハミルトン、2番手ウェバー、3番手ベッテル、4番手ロズベルグ、5番手ライコネンとなった。6番手には周回数が少ないながらもチームメートのライコネンに1000分の1秒遅れとなる1分48秒355までタイムを伸ばしたグロージャンが食い込み、以下7番手アロンソ、8番手ペレス、9番手ベルニュ、10番手エステバン・グティエレス(ザウバー)がトップ10を形成した。

フリー走行2回目はこのあと日本時間22時30分から開始される。

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