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フェラーリ離脱はマッサにとって「最良の選択」

2013年09月19日(木)9:43 am

フェラーリは2014年のドライバーとしてキミ・ライコネン(ロータス)を獲得したが、放出されるフェリペ・マッサにとっても良いことだという意見がある。

今週、フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロはマッサについて、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に「我々とフェリペとの関係は明確だった」と語り、次のよう続けた。

「彼は結果を必要としていた。我々もそうだ。結果を出したが、コンスタントに出せていなかった」

「何度か素晴らしいレースをした。だが、それを繰り返すことはできなかった」

「昨年はコンストラクターズ選手権で、彼のポイントが足りなかったのだ。変化は、彼にとってもプラスに働くだろう」とモンテゼモーロは話している。

フェラーリが最後にドライバーズタイトルを獲得したのは、2007年のライコネンの時だ。そのライコネンを獲得し、絶対的「ナンバー1」ドライバーのフェルナンド・アロンソと組ませる決断をしたフェラーリの意図は、はっきりしている。

しかし、マッサの友人であり、同じブラジル出身の元F1ドライバーであるルチアーノ・ブルティは、フェラーリ離脱はマッサにとっても最良の選択だと話している。

「フェラーリで続けたら、今と同じ調子のままかもしれない。それは理想的とは言えない」とブルティはブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に語った。

「だから、比較的良いクルマが来年手に入るなら…ロータスしかないから簡単ではないけれど、それが彼にとって一番いいことだ」

「彼の再出発になると信じている」

マッサ陣営も、同じ捉え方をしているようだ。

マッサはすでに、フェラーリでの残りの数戦は、チームやアロンソのためでなく、自分のために戦うと明言している。

マッサのマネジャーであるニコラ・トッドは、ひん繁にチームメートに奉仕せざるを得ない状態は、「ドライバーの本能を破壊する」と話す。

「私たちは、F1に残りたい」とトッドは『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』紙に語っている。「しかし、自由を与えられるチームに在籍しなければだめだ」

「そうすれば、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)ほどのドライバーに1ポイント差で敗れてタイトルを逃した2008年と同じフェリペを見ることができるだろう」

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