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フェラーリ、「最大限の力を発揮するよう頑張る」/F1イタリアGPプレビューまとめ

2013年09月06日(金)11:24 am

フェラーリのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサが、モンツァ・サーキットで行われるF1第12戦イタリアGP(9月8日決勝)に向けて意気込みを語った。

フェルナンド・アロンソ
「楽観的に考えているよ。スパ(F1ベルギーGP/第11戦)では一歩前進できたし、ここモンツァでもその方向で進み続け、改善し続けるよう計画している。サーキットの特性は僕たちがパフォーマンスを発揮するよう助けてくれるはずだ。いい週末とするための準備はすべて整っているよ。日曜日(8日)の決勝で結果を出す必要があるけれど、僕たちにはその自信もあるし、いつでも戦えるよ」

「でも、僕たちがどれくらい改善されているかということをもっとよく確認するにはシンガポール(第13戦/9月22日決勝)まで待たないとならない。そこでは最大のダウンフォースをつけて走ることになるからね。でも今は今週末に集中するし、主なライバルたちの前でゴールするために、最大限の力を発揮するよう頑張るよ」

「僕が今年ここまでで勝てたのは全部で2レースだ。だから、次の2レースでどちらも優勝できると考えるのはあまりに楽観的すぎるだろう。現実的な目標はセバスチャン(ベッテル/レッドブル)の前でフィニッシュすることだ。でも、彼との差を詰めることができたのはシルバーストン(イギリスGP/第8戦)で彼がリタイアしたときだけだった。だから僕たちはこの状況を変えなくてはならない。僕は、こことシンガポールで彼の前でフィニッシュすることができれば満足だと思う」

「彼の前でレースを終えるということは、表彰台に上るということだ。彼がどれほど強いかは知っているからね。もしそれができなくて、またポイント差を広げられるようであれば、そのときはもう2014年に向けたプロジェクトのほうを中心に考えるよう切り替えることになるだろうね。でも、現時点では、まだこれから重要なレースが残っているし、獲得できるポイントもたくさん残されている。僕たちは、それができると信じているよ」

「(自転車チーム買収の件で先週は)すごく忙しい1週間だった。電話の電池を何度も交換したよ。でもそれはほとんど完了しているんだ。自転車チームに関する判断や作業はすべてほかの人たちの手に委ねられることになるよ。これからの何か月かでやるべきことがたくさんある。最初のレースはオーストラリアで1月中旬に行われるし、これはとても野心的なプロジェクトだからね。でも、僕はこのプロジェクトにそれほど自分の時間を割くことはないよ。だって僕たちはF1タイトルを目指して戦っているんだからね」

「子供のころから自転車が大好きだったし、普段の生活にもトレーニングにも自転車を使っているよ。自転車の世界でもいい友人を持っているしね。このプロジェクトによって、両方のスポーツのいいところを合わせ持てるようにしたいと思っている。自転車からは、自己犠牲や決断、規律、訓練といったものだ。そしてF1からも、いろいろたくさんあるけれど、いい部分を僕の自転車チームにももたらしたいと思っている」

「今自分のキャリアにおいて最高のときを過ごしているし、どんなチャンスも逃したくないと思っている。モータースポーツに100パーセントをつぎ込むし、そうすることが僕の情熱であり、キャリアなんだ。少なくとも、今後4年か5年はF1に100パーセント専心するよ」

フェリペ・マッサ
「フェラーリに残る可能性は高いと思っている。それにはいい成績を収めることが重要だ。僕は、このクルマでできる限り最善を尽くし、その力を最大限に発揮させることに集中しなくてはならない。そうすれば、自分のレースを楽しむことができる」

「今年はシーズンを通じてパフォーマンスのレベルはいいよ。でも2度のタイヤトラブルや、いくつかのスピン、そしてサスペンションの問題といった不運につきまとわれ、それによって本来ゴールすべき位置でレースを終えることができていなかった。すべてをうまくまとめあげることが必要だし、そうすれば結果は付いてくるだろう」

「みんなに忘れて欲しくないのは、フェラーリが僕のことをとてもよく知っていることだ。実際、ほかの誰よりもね。彼らは僕の経験がもたらせるであろうことを知っているし、来年は変化が起こるから、それはとても重要な要素になる。異なるクルマや異なるルールによって、すべてがゼロからのスタートになるからね。そうした状況においては、ドライバーの経験がとても重要なものになる。だからそういうときには、個々のレース結果はそれほど重要ではなく、すべてをひとつにまとめ上げることに目を向けることのほうがより大切になるんだ」

「クルマは、スパ(ベルギーGP/第11戦)のほうがハンガリー(第10戦)のときよりも競争力があったし、それは僕たちにとって重要な前進だった。ここでも僕たちは競争力を発揮できると信じているよ。クルマが最高の状態ではなかった昨年でさえ、モンツァでは競争力を発揮することができていたからね。表彰台を狙うような戦いができること、そして、その流れをシーズンの残りのレースを通じて継続してゆけることを願っているよ」

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