F1ニュージャージーGP、工事続行
F1ボスのバーニー・エクレストンが2014年のニュージャージーGP開催中止を示唆したばかりだが、マンハッタンを背景とするこの市街地サーキットの工事は今も続いている。
ウエスト・ニューヨークのフェリックス・ロケ町長は『nj.com』に、「こちらの知る限り、レースの開催は予定されている」と話し、エクレストンの言葉を真っ向から否定した。
町長は、工事作業員が「大通りの東側の作業を精力的に進めており、縁石の設置と歩道の整備は終わった」と進ちょくを語った。
先日エクレストンはニュージャージーGPについて、主催者の「経済的な問題」から、2014年のレース開催はもはや「ない」と明かしていた。
しかし、ニュージャージーGPの広報は準備が進んでいるとして即座にエクレストンの発言を否定。エクレストン本人もその後、ニュージャージーGPは来季のカレンダーに載らないのかと問われ、こう話した。 「いや、そんなことはない」
ある匿名のチーム代表は、82歳のエクレストンがメディアを通じて盛り上がりを演出して楽しんでいるだけだろうとし、「こういう言葉を聞くのは初めてじゃない」と『Speed week（スピー ドウィーク）』に話している。
エクレストンは「ニュージャージーでのレースを見限ったわけではない」とも話した。
ウィーホーケン郡区長のリチャード・ターナーもまた、ニュージャージーGP開催中止の報道には懐疑的だ。
「F1関係者からヒンデリー氏（プロモーターのレオ・ヒンデリー）に至るまで、誰一人としてレースが中止になったとは言っていない」
「まるで、公然と（契約の）詳細を詰めているようだ」
ターナー郡区長は、2014年シーズンF1開催カレンダーをFIA（国際自動車連盟）が正式に発表する9月24日を心待ちにしていると話した。
「私たち（のレース）がカレンダーにのっているか、その時わかるだろう」
