来季のトロロッソのドライバー候補の筆頭に、ブラジル人若手ドライバーの名前があがってきた。
トロロッソでは、現在所属しているダニエル・リカルドが来季はレッドブルへ昇格し、その後任にはレッドブルの育成ドライバーのひとりであるポルトガル人ドライバーのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタがつくことになるものと考えられていた。
だが、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌のミハエル・シュミット記者が、ダ・コスタは現在参戦しているフォーミュラ・ルノー3.5シリーズにおいて「スランプ」に陥ってしまっているとし、次のように書いている。
「ブラジルからは、ブラジル銀行やスカイ・ブラジル(テレビ局)からの資金を携えながらGP2ドライバーのフェリペ・ナスルがトロロッソのドアをノックしているという声が聞こえてきている」
フェリペ・マッサ(フェラーリ)が来季以降もF1に残ることができるか不透明になっている中、8月初旬には、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが、将来のF1ドライバーとして期待のかかるナスルを支援することを明言。
「私はブラジル人ドライバーを必要とするんだ」、とエクレストンはそのとき語っていた。