インディカー・シリーズ第15戦ソノマ決勝が25日(日)に、カリフォルニア州のソノマ・レースウェイで行われ、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が今季初優勝を飾った。佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は23位だった。
レース序盤からイエローコーションが連発する波乱の展開となったソノマ。
予選13番手からスタートした琢磨は順調に順位をあげていった。イエローコーション後のリスタートでスピンしたクルマに琢磨のマシンの一部が接触し、修理が必要な状態に、琢磨はトップから11周遅れでコースに戻った。最後は、琢磨が接近しているのにもかかわらず、スピンしたチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)がスピンターンしようとして琢磨と正面衝突してしまい、結局、琢磨はクルマを降りることとなった。
琢磨はレース後「スタートでいくつか(ポジションを)あげられたのは良かったと思います。そこから、我慢のレースになると思っていました。まわりと同じような走りができていました。リスタートのあと3コーナーで他車がスピンして、僕の真横にはTK(トニー・カナーン)がいましたし、僕はまったくどうすることもできませんでした。そこでダメージを負ってしまい、ピットで時間が掛かってしまいましたが、僕らは学ばなければいけないことがたくさんあるのでコースに戻りました」
「厳しいレースが続いてしまったので、次の市街地コースはがんばりたいと思います」
レース終盤、ピットストップ時に他チームのスタッフが持つタイヤと接触したスコット・ディクソン(ターゲット・チップガナッシ・レーシング)にドライブスルー・ペナルティーが科された。それまでディクソンはトップだった。結局ディクソンは15位に終わった。
第16戦は、ボルチモア市街地特設コースで9月1日に行われる。
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