フェラーリのシートを守ろうと必死なのが、フェリペ・マッサだ。今シーズン序盤こそ、チームメートのフェルナンド・アロンソよりも予選で速さを見せていたマッサだが、シーズンが進むにつれて結果が出せないでいる。マッサとフェラーリの契約は今季いっぱいであり、マッサのシートを狙うドライバーが大勢いる。
そんな中、イギリス『Guardian(ガーディアン)』紙のポール・ウィーバー記者は、2013年以降もF1に残りたければ、F1第11戦ベルギーGPとフェラーリのホームレースとなる第12戦イタリアGPで結果を出せと、マッサはフェラーリから言い渡されたと伝えている。
同時に、ドイツ『Welt(ヴェルト)』紙は、チーム移籍に向けて動いているニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)とフェラーリが交渉を開始したと報じている。
マッサのシートを狙っているのは、ヒュルケンベルグだけではない。フェラーリの育成ドライバーであるジュール・ビアンキ(マルシャ)も名前が挙がっており、さらにここ最近ではキミ・ライコネン(ロータス)が古巣フェラーリに復帰する決断を下したと報じられた。