ヘイキ・コバライネンは、今後2013年シーズン中に、再びケータハムから金曜フリー走行に出走する可能性はないだろうと話した。
昨年末でケータハムのシートを失ったコバライネンだが、今年はF1第4戦バーレーンGPと第5戦スペインGPでケータハムの金曜フリー走行1回目を担当した。
しかしコバライネンは、今後のフリー走行出走は「ないと思う」と語っている。ロシアの『Championat』に対して、ケータハムは現在来年のマシン開発を進めているためだと明かした。
「フリー走行には出走した」とコバライネンは説明する。「その理由は、選手権の序盤に新しいパーツを評価するのがチームにとって難しいと分かったからだ」
「今はそういった必要がない。だから金曜日に走ることはもうないと思う」
今年からシートを獲得したギド・ヴァン・デル・ガルデのパフォーマンス不足から、コバライネンと交代するのではないかといううわさもある。コバライネン自身、ル・マンやDTMといったF1以外のカテゴリーに興味をもっていないことを認めている。
「現時点では、ノーだ」とコバライネンはほかのカテゴリーへの参加を否定した。
「関心があるのはF1だけだ。今年すでに多くの提案を別のカテゴリーからもらった。でも、僕の心はF1にある」
コバライネンは、スポンサー資金を持ち込むドライバー以上の価値が自分にあることをチームに納得させることが課題だと話す。
「僕は常に報酬を得てきた」とコバライネンは語り、次のように続けた。「シートを獲得するために資金探しをしたことは一度もない。以前もしなかったし、これからもしない」
「今自分がレースをしていない理由は、それ(資金)だけだと思っている」