インディカー・シリーズ第13戦トロント決勝が14日(日)に、カナダ・オンタリオ州のトロント市街地特設コースで行われ、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が優勝、佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)は20位だった。
前日のレース1では、インディの新しい試みとしてスタンディング・スタートが取り入れられたが、1台がグリッド上でエンジンストールとなり、結局は通常のローリング・スタートで決勝が始まった。だが、今回改めてスタンディング・スタートが試された。
予選15番手に終わった琢磨は、好スタートを見せて11番手に浮上し、その後もコース上で追い抜きを見せ、常にトップ10圏内を走行していた。
スタートから残り21周までイエローコーションが出ることがなかったが、終盤に立て続けてコーションが出た。残り3周目でリスタートが切られたものの、直後にウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、ライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)、琢磨がマシンを降りた。
ポールポジションからスタートしたディクソンが終始安定した走りを見せて優勝、今季3勝目を飾った。レース1でも優勝したディクソンには、10万ドル(約1000万円)の賞金が与えられる。
トロントでの2戦を終えたインディカーはアメリカに戻る。第14戦は、オハイオ州のミッドオハイオ・スポーツカー・コースで8月4日(日)に行われる。
【写真】インディカー第13戦トロント決勝(全30枚)
【結果】インディカー第13戦トロント決勝
【結果】インディカー・シリーズ ポイントランキング(第13戦終了時点)