伝説的元F1ドライバー、ニキ・ラウダがキミ・ライコネン(ロータス)を“意気地なし”呼ばわりしている。5日(金)、これにライコネンが反応した。
3度のF1世界チャンピオンでメルセデスAMGの非常勤会長を務めるラウダから話題にされていることをニュルブルクリンクで耳にしたライコネン。最初の一言はこうだった。「え? 僕のことを? 別に彼と話もしていないのに」
さらに、ラウダから“弱虫”呼ばわりされたことをドイツ『Tagesspiegel(ターゲシュピーゲル)』紙の記者から告げられると、ライコネンはこう応じた。
「彼が何を言おうと気にしないさ。あの人はもともと、おしゃべりだ。いちいち真に受けていられないよ」
「別に彼に害はない。彼が考えそうなことだ」とライコネンは語っている。
F1で再び勝利するため、2012年に復帰したライコネンだが、だったらここ数年F1を席巻しているレッドブルへの加入をためらっているように見えるのはなぜかと同じ記者は質問している。
するとライコネンは次のように答えた。「理由はいろいろさ。見た目では分からないことだらけだよ」
「現在、僕は来年の契約がない。もし、決まったらみんなに伝えるさ」
ライコネンがいちばん重視するのは何だろうか。素晴らしいマシンか、大金か、それともたくさんの自由時間か。ライコネンは次のように語る。「全部だ。すべてのパッケージだよ」
「僕は今まで多くのチームを渡り歩いてきた。だから、自分が欲するものは理解している」
「自分にとって最良の選択をするつもりだよ。それが誤りだったら後悔するだろうね。でも、少なくとも自分で下した決断には違いない」
もし、来季レッドブルでセバスチャン・ベッテルと友好的な関係が築けるなら、それがレッドブルにとって望むところなのではと質問されると、ライコネンは次のようにいい張るのだった。「そんなの関係ないよ」
「いいたいことは分かるけど、僕は冗談いったり友だちと笑い合ったりするためにF1にいるわけじゃないからね」