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F1第9戦ドイツGPフリー走行2回目、詳細レポート

2013年07月05日(金)22:59 pm

2013年F1第9戦ドイツGPが7月5日(金)、ニュルブルクリンク(1周/5.148km)で開幕。現地時間14時(日本時間21時)からフリー走行2回目が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。

【結果】F1第9戦ドイツGPフリー走行2回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は曇り。気温19℃。路面温度は29℃。天候が変わりやすいことでも知られるニュルブルクリンクだが、どんよりとした天候ながら今日は雨になることはなさそうだ。

今回使用されるドライタイヤは、ミディアム(白)とソフト(黄)。前戦イギリスGP(第8戦)で度重なるバースト(破裂)が発生したことで、ピレリはドイツにこれまでのスチール製ベルトではなく、ケブラー繊維製のベルトを組み込んだタイヤを持ち込んでいる。

午前中のフリー走行1回目では全車がミディアムでの走行しか行っておらず、まずはレースでのロングランにおいて中心的な役割を果たすであろうプライムタイヤの感触と反応を見極めることを中心としたセッションとなっていたようだ。

セッション開始とともに各車が続々とコースに入ってゆき、まずはミディアムでのロングランプログラムに臨んでゆく。電気系トラブルで午前中のフリー走行1回目を棒に振ってしまったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)も序盤から走行を重ねてゆく。

開始20分が経過し、ほぼ全車が最初の走行プログラムを終えた時点では、1分31秒790のマーク・ウェバー(レッドブル)をトップに、ニコ・ロズベルグ、ルイス・ハミルトンのメルセデスAMG勢、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、アロンソがトップ5を形成。

この段階でマルシャのマックス・チルトン、トロロッソのジャン-エリック・ベルニュらがソフトタイヤを装着しての走行に移っている。このあたりから各チームとも黄色いタイヤでの走行に移ってゆくようだ。

上位勢では真っ先にソフトでコースインしたウェバーが、最初のアタックで自身のタイムを約コンマ9秒短縮。引き続き行った計測ラップでそれをさらに短縮し、1分30秒683まで伸ばしてきた。だが、開始35分の段階で、チームメートのベッテルがそれを塗り替える1分30秒416を出してトップに立つ。

開始45分。ちょうどセッションの折り返し点を迎えたところでは、トップにベッテル、2番手ロズベルグ、3番手ウェバー、4番手アロンソ、5番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)という顔ぶれが並んでいる。

残り40分。パッシブDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)の導入が話題に上っているロータスのキミ・ライコネンが、若干のミスを犯しつつも4番手のタイムを刻んできた。上位勢はまたロングランプログラムに移っており、淡々と周回を重ねている。レッドブルではウェバーがミディアム、ベッテルがソフトを装着してのロングランに取り組んでいる。

走行状況を見ると、どうやらソフトタイヤは一定の周回に達したときのタイムの落ちが大きいようだ。ベッテルにはチームから無線でミディアムのほうが使いやすそうだという情報が与えられている。

残り15分。各チームとも最後のロングランを実施しており、コース上にはほぼ全車がひしめきあっている。そんな中、マルシャのジュール・ビアンキが体調不良を訴えたため10周を消化しただけでクルマから降り、すでに帰路についたという情報が入ってくる。ビアンキは午前中のセッションではリザーブドライバーのロドルフォ・ゴンザレスにシートを譲っており、今日はほとんど走行できずに終わったことになる。

残り10分を切ったところで、ウェバーもソフトに履き替えてコースに戻ってゆく。どのドライバーがどれだけの燃料を搭載して走っているのかは分からないものの、ロングランペースではレッドブル勢のほうがメルセデスAMGをわずかに上回っているようだ。

その後、ベッテルのタイムを更新するドライバーは現れず、そのままチェッカー。トップ10ドライバーは1分30秒416を記録したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を先頭に、2番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、3番手マーク・ウェバー(レッドブル)、4番手ロマン・グロージャン(ロータス)、5番手キミ・ライコネン(ロータス)、6番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、7番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、8番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、9番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、10番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)だった。

【写真】F1ドイツGP金曜日(全30枚)

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