1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、現在のF1に不満を抱いている。
今年、テレビ解説者としてパドックに通うビルヌーブだが、F1が情熱を感じるような存在でなくなってしまったと公然と批判している。
「F1は究極の存在ではなくなった」とビルヌーブはロシアの『f1news.ru』に語った。
「(究極なら)エンジンは1レースしか保たない、そうだろう? タイヤがあっという間に摩耗するのも、速いからであって、強度が不足しているせいじゃない」
「今は、F1がレース中にGP2の予選より遅い時がある。こんなのは全く間違っている」とビルヌーブは批判している。
「F1が進んできた方向は間違っていると思うね。状況は今後悪くなる一方だ」
「来年、ドライバーは全シーズンでエンジンを5基しか使えない。自分に言わせれば、耐久レースみたいになりつつある」とビルヌーブは締めくくった。