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メルセデス、マクラーレンへの供給は「気持ちの良いものではない」

2013年06月03日(月)16:38 pm

メルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフが、来年マクラーレンにエンジンを供給するのは「気持ちの良い状況ではない」と認めた。

マクラーレンはすでに2015年からホンダエンジンへ移行することを発表している。2014年からF1がV6ターボエンジンに変わることから、メルセデスの機密情報がマクラーレンを通してホンダに漏れる恐れも否定できない。

「もう1年マクラーレンに供給するのは、確かに気持ちの良い状況ではない」というヴォルフの言葉を『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』が伝えた。

「しかし、マクラーレンは契約にあるルールを守り、(ホンダと)データを共有しないと信じている」

V6エンジンの導入によって、エンジンの使用料が高騰しているという報道もあるが、ヴォルフはこう反論している。

「使用可能期間が延び、燃費も向上するから、長期的には安くなる」

確かに、値段以上の効果を得ようとしているチームもある。フェラーリエンジンだったトロ・ロッソは、2014年からルノーと契約したことを発表した。

ルノーは2014年のエンジンメーカー3社の中で最も高額だと言われているが、この契約によってトロ・ロッソは姉妹チームであるレッドブルのギアボックスを使うことが可能になる。

「レッドブルとのこの相乗効果は重要だ」とトロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは話している。

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