手の怪我のため、長期間にわたってF1パドックに現れることのなかったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の父親、ノルベルトがF1モナコGPのパドックに久々にその姿を見せた。
53歳になるノルベルトは、かなり長いことF1パドックから遠ざかっていたが、中にはベッテルが、父親がサーキットに姿を見せることを禁じたのではないかと憶測するものもいた。
だが、ベッテルの代理人であるブリッタ・ロエスケは、これについて『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』紙に、「そういうことではありません」と主張していた。
事実、今週末のモナコにノルベルトは戻ってきた。
しばらくF1パドックから遠ざかっていた理由を、ノルベルトは次のように語っている。
「右手の手術を受けていたんだ」
「ものすごく不便だったよ。身体の一部が使えないときの影響の大きさなんて普段気にとめていないからね。まるで身体に障害を負ってしまったような気分だったよ」とノルベルトは微笑みながら付け加えた。
25日(土)に行われたモナコGP予選で、息子ベッテルはメルセデスAMG勢2台に先行を許してしまった。しかし、このことに関して問われたノルベルトは次のように答えた。
「唯一重要なことは、日曜日(26日/決勝後の表彰式)にモナコ王子とともに誰が立つのかということさ」