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F1第6戦モナコGP予選、詳細レポート

2013年05月25日(土)22:36 pm

2013年F1第6戦モナコGPが5月25日(土)、モンテカルロ市街地コース(1周/3.340km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から予選が行われ、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が3戦連続でのポールポジションを獲得した。

【結果】F1第6戦モナコGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は雨。気温17℃。路面温度は23℃。予選Q1は20分間で戦われ、17番手から22番手のドライバーがここで予選を終える。セッション前に降った雨ですでに路面はかなりぬれている。セッション開始とともに、ほぼ全車が2種類ある雨用タイヤのうち浅溝のインターミディエイトを装着してコースへと向かっていく。

そのアウトラップでジュール・ビアンキ(マルシャ)のクルマから白煙があがり、ターン3でクルマを止めてしまった。午前中に行われたフリー走行3回目のクラッシュでクルマに大きなダメージを負ったフェリペ・マッサ(フェラーリ)とロメ・グロジャン(ロータス)はまだクルマの修復が完了しておらず、コースインできない状態だ。

コース上には20台がひしめきあっており、各車ともクリアラップをとることに苦労している。セッション途中では雨脚も弱まり、コース状況はどんどん改善しているようだ。順位表の名前はどんどん入れ替わってゆく。だが、部分的にまだぬれているところもあり、ドライタイヤに切り替えられる状態ではない。

Q1残り4分となったところで、各車が新品のインターミディエイトに交換し最後のアタックに向かってゆく。やっと修理を終えたグロジャンもこの時点でコースイン。グロジャンは残り1分を切った時点でいったんトップとなるタイムを刻んでみせQ1突破をほぼ手中に収めた。その後も大きく順位が入れ替わる中でQ1が終了。ここで予選を終えた17番手から20番手は以下のとおり。

17番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、18番手シャルル・ピック(ケーターハム)、19番手エステバン・グティエレス(ザウバー)、20番手マックス・チルトン(マルシャ)。ジュール・ビアンキ(マルシャ)とフェリペ・マッサ(フェラーリ)は予選タイムを計測できずに終わっている。

Q1のトップ5は、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ロメ・グロジャン(ロータス)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から16番手がここで脱落する。まだ雨が落ちていることもあり、セッション開始と同時にコースへと急ぐクルマが多い。ここでも全車がインターミディエイトを装着している。路面状況は周回ごとに改善されてゆき、順位表の名前はめまぐるしく入れ替わってゆく。

残り5分。マーク・ウェバー(レッドブル)とギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケーターハム)がスーパーソフトに交換してコースへ出てゆく。これを合図にしたように、全車が最後にスーパーソフトに交換。マクラーレン勢はうまくこうしたコンディションを生かし、Q3進出をほぼ確定させるが、それまでいい走りを見せていたグロジャンはトラフィックに悩まされたこともあり、下位に沈んでいる。

終盤ドライタイヤへの交換があったことで、一層めまぐるしく順位が変動する形となったQ2が終了。Q2で予選を終えた11番手から16番手は以下のとおり。

11番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、12番手ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)、13番手ロメ・グロジャン(ロータス)、14番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、15番手ギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケーターハム)、16番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)。

Q2のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、キミ・ライコネン(ロータス)、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だった。

予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。セッション開始と同時にまずはライコネンがスーパーソフトでコースイン。ほかのドライバーがこれに続いてゆく。もう雨も上がり、路面の状況もどんどん改善してゆき、またも順位表の名前がどんどん入れ替わってゆく展開に。

残り3分の時点でトップはベッテル、2番手にウェバーのレッドブル勢がつけている。残り1分を切り、最後のアタック合戦が繰り広げられる。だが、最後に強さを見せたのはやはりメルセデスAMGだった。まずはハミルトンがトップタイムを刻むと、ロズベルグが最後にそのタイムを塗り替え、3戦連続となるポールポジションを獲得。メルセデスAMGは2戦連続での最前列独占となった。

Q3の結果は以下のとおり。
ポールポジションはニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、2番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、3番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、4番手マーク・ウェバー(レッドブル)、5番手キミ・ライコネン(ロータス)、6番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、7番手セルジオ・ペレス(マクラーレン)、 8番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、9番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、10番手ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)。

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