フェラーリ「メルセデスAMGは恐れていない」／F1スペインGP土曜まとめ
カタルーニャ・サーキットで行われたF1第5戦スペインGP、フェラーリのフェルナンド・アロンソは予選5番手。フェリペ・マッサは予選6番手だった。
【結果】F1第5戦スペインGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など
■フェルナンド・アロンソ（フリー走行3回目6番手／予選5番手）
「土曜日の午後（予選）が僕たちの弱点だという事実はよく知られていることだし、5番手というのはだいたい僕たちが予想していたとおりだよ。レッドブルとメルセデスAMGがどちらもかなり強いだろうことはみんなが気付いていた」
「でも、これからベッテル（セバスチャン・ベッテル／レッドブル）に対してポイント差を詰めて行かないとならないのは事実だけど、メルセデスAMGのことはそれほど恐れていない。彼らはいつもタイヤの性能低下が激しいからね。チームも僕も、明日（決勝）に向けては楽観的だよ。僕たちのレースでのペースはいいし、いつも日曜日のほうがうまくやれているからね」
「僕は（路面が）きれいなほうからスタートできるし、それによっていいスタートが切れることを期待しているよ。スタートでいくつか順位を上げて、レース序盤か、あるいは半ばのあたりで何周かクリーン（ほかのクルマの影響を受けない）な周回をする必要があるからね」
「それに、ライコネン(キミ・ライコネン)に対しても守らなくてはならない。ここまで彼はレースですごくうまくやっているし、ロータスはタイヤもあまり痛めることがないようだ」
「今シーズンは常にそうだけど、正しい戦略を選択することがとても重要になる。2種類のタイヤコンパウンド（もっとも硬いハードタイヤと一段階軟らかめのミディアムタイヤ）の性能低下には、わずか1周ほどの違いしかないからね」
■フェリペ・マッサ（フリー走行3回目トップ／予選6番手）
「この結果に満足だとは言えないよ。午前中（フリー走行3回目）に記録したタイムからすれば、もっと上に行けると思っていたからね。残念ながら、第3区間でちょっとアンダーステア（クルマが曲がりづらい状態）になってしまい、それでタイムが上がらなかった。でも、いずれにしても、僕たちのクルマには競争力がありそうだから、かなり自信はあるよ。もう明日のレースに集中しないとね。長いレースになるし、何が起こるかわからないよ」
「Q2で、ウェバー（マーク・ウェバー／レッドブル）との間で起こったことについての競技委員の裁定に関してだけど、僕はわざと彼を妨害したわけじゃないし、正直に言って、あのことが彼の予選に影響したとは思えない」
「彼のクルマをバックミラーにとらえたとき、彼を前に行かせる前にコーナーを抜けてしまおうと考えたんだ。ああいった狭い部分ではそうするしかなかったからね。それに加えて、あのときウェバーはすでにすり減ったタイヤをはいていたし、彼がタイムアタックしていたなんて思っていないよ」
「メルセデスAMGの速さには驚いていない。彼らはすでに冬のテストのときからここでは速さを見せていたし、彼らのクルマは予選ではいつも強いからね。今日の結果は、土曜日には僕たちのライバルたちは午前中（フリー走行）にはかなり保守的な姿勢で臨んで、午後（予選）になると本当の力を見せるんだってことを、また示したものだったよ」
※フェリペ・マッサには、予選Q2でマーク・ウェバー（レッドブル）に対して進路妨害を行ったとして、3グリッド降格ペナルティーが科されることになった。このため決勝レースは9番グリッドからスタートすることになる。
