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F1第5戦スペインGP、レースレポート

2013年05月12日(日)23:19 pm

2013年F1第5戦バーレーンGPが5月12日(日)、カタルーニャ・サーキット(1周/4.655km)で3日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた決勝でフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が優勝した。

【結果】F1第5戦スペインGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差、ピット回数など

レース開始時の天候は晴れ。気温20℃。路面温度は37℃。ポールポジションからスタートするのは、前戦バーレーンGPから2戦連続となるニコ・ロズベルグ。その横にチームメートのルイス・ハミルトンが並び、メルセデスAMG勢が最前列からのスタートだ。2列目にはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とキミ・ライコネン(ロータス)、3列目にはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とロメ・グロジャン(ロータス)という顔ぶれが並んでいる。

予選6番手となったフェリペ・マッサ(フェラーリ)と予選16番手だったエステバン・グティエレス(ザウバー)は、それぞれ予選中の他車走行妨害行為によるペナルティーのため3グリッド降格処分を受けた。

レース開始。ターン1でベッテルがハミルトンをかわして2番手に上がる。アロンソも続くコーナーでハミルトンをとらえて3番手に。1周目を終えて9番手スタートだったマッサが6番手にまで順位を上げている。

7周目。ライコネンがようやくハミルトンをとらえ、4番手に上がる。ハミルトンはほかのクルマに対していまひとつペースが上がらない。続く8周目にはマッサにも抜かれ、5番手に順位を落としてしまう。9周目を迎えるあたりから最初のピットインを行うクルマが増えてきた。ここで左リアサスペンションに異常が発生したグロジャンが早々とリタイアとなっている。

9周目にアロンソもピットへ。10周目にはトップを走るロズベルグと2番手のベッテル、3番手のライコネンが同時ピットイン。その3台はそのままの順位でコースへ戻るが、ここで先にタイヤ交換を済ませていたアロンソがベッテルの前に出る。

ロズベルグはハードタイヤへ交換した後のペースがあまりよくない。13周目にアロンソとベッテル、さらにマッサにもかわされて一気に順位を下げると15周目にはライコネンにも先行を許してしまう。

21周目。マッサが2回目のピットイン。再びハードタイヤを装着してコースへと戻る。続く22周目にはアロンソもピットイン。やはりハードタイヤへの交換だ。どうやらフェラーリ勢は4回ストップ作戦のようだ。この段階でトップを行くベッテル、2番手のライコネンは3回ストップ作戦をとってくる可能性もあり、今後の展開が面白くなってきた。

ベッテルが24周目にピットイン。再びハードタイヤでコースへと戻る。ライコネンも25周目にピットインし、今回もミディアムタイヤでコースへと戻る。この時点では、トップにアロンソ、2番手マッサ、3番手ベッテル、4番手ライコネン、5番手ウェバーと続いている。最前列スタートのメルセデスAMG勢はレースペースが悪く、ずるずると後退してゆく。

33周目、ライコネンがベッテルをとらえ、3番手に上がる。この時点でトップのアロンソとライコネンの差は20秒弱。ライコネンとしてはここでトップのアロンソとのタイム差を縮めて今後のピット戦略を有利に持ってゆきたいところだ。逆に、ライコネンよりもあと1回多くピットストップする可能性が高いフェラーリとしては、ここがふんばりどころだ。

37周目、アロンソとマッサが同時ピットイン。アロンソはライコネンの後ろでコースに戻ったものの、39周目にホームストレートでライコネンをとらえ、トップの座を奪い返す。ライコネンのミディアムタイヤもさすがにつらそうだ。40周目にはベッテルも3回目のピットイン。マッサの後ろ、4番手でコースに復帰した。

46周目。ライコネンがこの日3回目かつ最後のピットストップ。ハードタイヤでコースへと戻ってゆく。この時点でトップのアロンソとは約30秒、2番手のマッサとは約12秒のタイム差だ。表彰台争いはもうこの3台に絞られたとみていいだろう。

49周目。アロンソが最後のピットイン。ハードタイヤに履き替えてトップのままコースへと戻ってゆく。この段階でアロンソは3番手のライコネンに8秒ほどの差をつけている。52周目にはマッサがピットイン。これでライコネンが2番手に。この時点でアロンソはライコネンとの差を10秒に広げており、このまま何事もなければ、アロンソの母国GP優勝の可能性が高くなった。

そしてついに最終ラップ。地元の観客から大歓声を受けながらアロンソがチェッカーフラッグを受け、第3戦中国GPに続く今季2勝目を飾った。これに続く2位ライコネン、3位マッサが表彰台を獲得している。以下、10位までのドライバーは次の通り。

4位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、5位マーク・ウェバー(レッドブル)、6位ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、7位ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、8位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、9位セルジオ・ペレス(マクラーレン)、10位ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)。レース中のファステストラップは、ザウバーのエステバン・グティエレスが記録した1分26秒217だった。

【写真】F1スペインGP土曜日(全30枚)

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