F1の最高権威であるバーニー・エクレストンは、バーレーンの情勢が再びレースの開催に影響を及ぼすのではという報道を否定している。
“アラブの春”と呼ばれた革命運動が2011年初頭から始まってからというもの、中東の島国で開催されるF1バーレーンGPは常に不確実で、論争に満ちている。
『Daily Mail(デイリー・メール)』の報道によると、首都マナマの西側では「ろくでもないフォーミュラに、ノーを突きつけよう」という描きたての落書きが見つかっており、再びグランプリの開催に暗雲が立ちこめているという。
しかし、エクレストンは心配していない様子だ。
「私は現地の誰からも悪いニュースは聞いていないよ」と、『Reuters(ロイター通信)』にエクレストンは語っている。
「(バーレーンに)実際に住んでいる人が昨日会いに来たが、すべてはいつも通りだと言っていたよ」
「対立しているグループ同士が今まさに交渉をしているらしいから、まさかデモをやって交渉を台無しにする事はないだろう」
「去年は(デモをやって)何も得られなかったんだ。賢い人間なら今年は交渉に集中するだろうさ」
エクレストンは、物議を醸すF1バーレーンGPの長期開催計画についても安泰だとほのめかしている。
「彼らはレース開催においてとてもいい仕事をしてみせる。上層部からのサポートも素晴らしく、問題は見受けられない」とエクレストンは称賛した。