2013年F1シーズン開幕2連戦を終え、各チームはヨーロッパの拠点でクルマの改良を進めているが、ウィリアムズは新しいパーツではなく以前からあるパーツを投入するかもしれない。
ウィリアムズは、開幕戦オーストラリアGPと第2戦マレーシアGPで1ポイントも獲得できず、ライバルたちから出遅れてしまった。ウィリアムズは2013年型FW35を扱いあぐねており、クルマのペースも上がらないため、2012年型の排気システムの取り付けを検討しているという。
ウィリアムズの技術部門トップのマイク・コフランは、『ESPN』に対し、2013年シーズンから採用した、排気を空力的に利用するコアンダ効果の排気システムが問題の核であることを認めた。
コフランは「大きく進化してドライバーに安定性のあるクルマを与えてやらなければならない」と、クルマの非力さを認め、こう続けた。
「チームは今、(2012年型の)FW34の方が速いのではないか考えている」
「FW34の投入はないと考えているが、FW34のような排気システムに戻して(グランプリ週末の)金曜日にクルマの様子をみる可能性はある」