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グロジャン「セパン・サーキットは一番好きかも」

2013年03月19日(火)17:25 pm

ロータスのロメ・グロジャンが、セパン・インターナショナル・サーキットで行われる第2戦F1マレーシアGP(3月24日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:セパン・インターナショナル・サーキットはお気に入りだということですが、どうしてですか?

グロジャン:セパンは、シーズンすべてのサーキットのなかでも一番好きかもしれない。初めてそこでレースをしたのは2008年のGP2(F1の下位カテゴリー)アジアシリーズだったけど、本当にこのサーキットが気に入ったよ。きれいで広いし、高速で走り抜けるコーナーや起伏もたくさんあって、運転するのがすごく楽しいんだ。最終コーナーは難しいけれど、ここでのレースは本当に楽しめるよ。それに、暑さや湿度ばかりでなく、ドライバーにとっては1日の終わり頃にはまた別の難しさも出てくるからね! 本当に楽しみだよ。

Q:メルボルン(オーストラリアGP)でのレースについてですが、期待通りにはいきませんでしたか?

グロジャン:そうだね。午前中に行われた予選の後にはすべてがうまくいきそうに思えていたけれど、レースではクルマがどこかおかしかったから残念だよ。何が問題だったのかエンジニアたちと分析を行ったし、今後はもっといいパフォーマンスが発揮できるようになればいいと思っている。週末を通じて、クルマの感じがすごくいいときもあれば、本来の力が発揮できないときもあったんだ。だからレースも長く感じられたし、僕にとってはかなり難しいものになってしまった。アルバート・パークは理解するにはやっかいなサーキットだし、天候も僕たちには味方してくれなかった。

グロジャン:かなり不満が残るし、もっといい成績でシーズンをスタートさせたいと思っていたから、チームにとっても自分に対しても残念だよ。でも、次のレースに向けてできる限り改善するために、これからエンジニアたちとともに問題解決にあたってゆくよ。そして、いつもと同じように最大の結果が得られるように頑張る。もし、クルマに表彰台を獲得できる力があるのなら、それを狙ってゆくよ。

Q:不満の残るレースを終え、次のレースに向けてはリセットボタンを押して気持ちを切り替えられますか?

グロジャン:かなりね。もちろん、学んだことはすべて生かしてゆきたいものだけど、レースには常にベストを尽くしたいと思って臨むものだし、良くなかった結果をひきずったりはしたくないよ。オーストラリアとマレーシアの間にすごく短い休みをとるんだ。自分のバッテリーにまた充電するためにね。だからセパンには、またフレッシュな気分で、最善を尽くす準備も整った状態で訪れるよ。

Q:クルマのパフォーマンスが非常によさそうだというのは良いニュースですね。そのことはマレーシアに向けて自信につながりますか?

グロジャン:明らかにキミ(ライコネン/チームメート)のクルマはオーストラリアでとても調子が良かったし、僕のクルマも週末を通じていい感じのときもあった。このことは、クルマにどういう能力があって、セットアップをどうすればいいかという明確な目標を示してくれるよ。僕はチームのために、レースで25ポイントを獲得したいと思っている。エンジニアたちと密接に働きながら、僕のためにE21(ロータスの2013年型車)を最高の形にするには何が必要なのかということをきちんと理解していきたい。期待どおりのクルマにするために、あと一歩のところまで来ていることは分かっているんだ。

Q:セパンでのウエットレースは難しいですか?

グロジャン:昨年は確かに苦労したね。でも、僕たちはウエットコンディションでのパフォーマンスをかなり改善できたし、オーストラリアのあの難しいコンディションの中でそれを証明することができた。つまり、天候がどうあろうと、いいレースができるという自信はあるよ。

Q:レースが2週連続開催となることでチームの負担が大きくなりますし、マレーシアのような気候の土地へ向かうとなれば、なおさらでしょう。次のレースに向けて体力を回復させ、準備を整えるためにどういう計画をしていますか?

グロジャン:こうした状況に役立つことが少しだけある。まず、どんなにただ眠っていたいと思ったとしても、通常通りのトレーニングプログラムをこなすことが大切なんだ! それから、時差や気候に身体を合わせるのも鍵になる。特にマレーシアでは気温も湿度も高くて1年を通じて身体的にもっとも過酷なレースのひとつになるから、気候への対応が重要だね。

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