昨年末でF1を引退したミハエル・シューマッハが、レース用バイクでテスト走行を行った。
ドイツメディアによると、F1で史上最多の7回チャンピオンになったシューマッハは、今週バレンシアのサーキットで極秘のテスト走行を行ったが、情報が漏れないように努めていたという。
しかし、『DPA通信』ほかいくつかの報道機関が、シューマッハは220馬力のホンダで走行し、フルスピードを出していたと伝えている。
シューマッハは2009年、1回目の引退期間中に同様のバイクでサーキットを走行中に転倒事故を起こし、大きなケガを負ったことがある。
そのケガのためにシューマッハは、フェラーリのフェリペ・マッサがハンガリーGP予選で負傷した際に代役を務めることができず、二度とバイクでフルスピードは出さないと誓っていた。
シューマッハのマネジャーであるザビーネ・ケームはこう話している。「はい、シューマッハはまたバイクに乗りましたが、もうレースはしないでしょう」
『Speedweek(スピードウィーク)』は、シューマッハがバレンシアで出したベストタイムは、同じ日に走行していたトップクラスのライダーと4秒しか違わなかったと伝えている。