エイドリアン・スーティルがフォース・インディアからF1復帰することに決まり、友人であったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がお祝いメールを送ったものの、スーティルからの返信はないようだ。
スーティルとハミルトンは、下位カテゴリーを戦っていたころから親しい友人だった。2011年の中国F1GP後には、優勝したハミルトンの祝勝会にスーティルも出席。しかし、そこでライバルチームのロータス首脳を相手にスーティルが傷害事件を起こしてしまう。
スーティル側は裁判で、故意に傷つけるつもりではなかったと主張し、ハミルトンも証人として出廷するとみられた。しかし、ハミルトンは出廷せず、結局スーティルは執行猶予付きの有罪判決を受けた。判決後にスーティルは「憶病者だ。友達にはなりたくない」としてハミルトンを非難するコメントを残している。
スーティルのF1復帰決定後、ハミルトンは『Autosport(オートスポーツ)』へスーティルと連絡を取ろうとしているものの、スーティルからの返信がないことを明かした。
「彼には何度かメールを送ったんだ」
「彼がシートを獲得できるかもしれないと聞いた時、彼のために祈ったよ。彼のシート獲得を僕も心から願ったし、彼はF1にふさわしいと思う。彼のF1復帰を見たかったからね」
「(復帰決定を)知ってからすぐにメールして、おめでとう、僕もうれしいよと伝えたんだ」
「まだ彼からの返事はないけど、どこかの時点で話せると信じている」
「彼に会えることを楽しみにしているよ。しばらく会っていないからね」
「彼にとっては大きなチャンスだと思うし、今年の活躍を願っている」
「“彼らが正しい判断を下したことを君が証明するよう願っている”と伝えたんだ」