メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンは、2014年F1シーズン前のテストに先駆けて、エンジンサプライヤーが新しく導入されるエンジンのテストを行えるよう求めている。
F1では、2014年からエンジン規定が大きく見直され、現在の2.4リッターV8自然吸気エンジンから1.6リッターV6ターボエンジンへ変更される。
現在の予定では、各チームとも2014年シーズンが開幕する数週間前に初めて新型エンジンを搭載して走行できることになっているが、これではすべてのチームにとってリクスが高すぎるとブラウンはオランダ誌『Formule 1(フォーミュレ・ワン)』に述べた。
「私たちは解決策を模索している最中だ」
「今年中に新型エンジンのテストが必要だと言っているのではない。最初のテストをもっと前倒しできないか探っているのだ」
「エンジンサプライヤーにとっては、難しい課題になるだろうけどね」とブラウンは加えた。
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーもブラウンに同調しており、2014年シーズン開幕前のテストプログラムが見直されるのは「理にかなっている」と述べた。
しかし、ロータスの技術責任者ジェームス・アリソンはそうでもなさそうだ。F1において、シミュレーターや動力計などの技術が十分に進歩していることを例に挙げ、次のように述べた。
「3回のテストで準備を整えることは可能かって? イエスさ」とアリソンは自信を見せている。