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ザウバー、2014年にメルセデスのF1エンジン乗換報道を否定

2013年01月17日(木)8:49 am

ザウバーが、2014年F1シーズン以降について、現在のフェラーリエンジンに代えてメルセデスとの間でエンジン供給契約を結んだとの報道を否定した。

フランスの情報源は、現在メルセデスからエンジンの供給を受けているフォース・インディアが、2014年からはザウバーに代わってフェラーリから新たに導入されるV6ターボエンジンの供給を受けることになると主張していた。

これはザウバーにとっては大きなニュースになるだろう。昨年F1参戦20年目を迎えていたザウバーは、1993年のF1参戦開始から4年、そしてBMWのワークスチームとなっていた2006年からの4年という期間を除けば、それ以外の12年間は常にフェラーリエンジンとともにあったからだ。

だが、ザウバーの広報担当者は、スイスの『Speedweek(スピードウィーク)』に対して次のように語っている。

「少なくとも費用に関するいくつかの面がまだはっきりしておらず、われわれはまだ2014年のエンジンメーカーを決定していない」

「われわれが10年以上にわたってフェラーリと一緒にやってきたのは事実だし、まずはフェラーリと最初に交渉するのが自然な流れだ」

ここで思い出しておくべきことは、ザウバーが1993年にF1への参戦を開始した時点で供給を受けていたのはイルモアブランドのエンジンであり、それは実質的にメルセデスのものだった。イルモアのF1エンジン製造部門は、現在では「メルセデス・ハイパフォーマンス・パワートレイン」と名称を変えている。

さらに、ザウバーはメルセデスとのワークス契約のもと、1989年のル・マン24時間レース、さらに1990年のスポーツカー世界選手権(現在のFIA世界耐久選手権の前身)で勝利を飾ったという歴史も持っている。

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