今年のF1ドイツGP(7月7日決勝)の開催がいまだ深い闇に包まれている。
ドイツGPを開催予定のニュルブルクリンクは深刻な財政難を抱えているが、それでも予定通りドイツGPを開催することになるだろうとドイツの有力紙がクリスマス直後に伝えた。
サーキット運営会社ニュルブルクリンク・オートモーティブGmbH(NAG)の広報担当カール・ハインツ・シュタインクーラーも『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に対し「ドイツGPが2013年7月7日にニュルブルクリンクで開催される」と認めていた。
さらに、「主要なスポンサーはすでに予約を始めている」とも語っていた。
しかし、『Reuters(ロイター通信)』は7日(月)、普段F1観戦パッケージを販売しているウェブサイト上でドイツGPはいまだ白紙の状態だと伝えた。
目下のところ財政再建会社がニュルブルクリンクの破産手続きを担当しているが、広報責任者ピエトロ・ヌボリニは8日(火)、いまだに不確定要素が残っていることを認めた。
ヌボリニはさらに、『Rhein Zeitung(ライン・ ツァイトゥング)』紙に「今のところ、運命は(F1の最高権威)バーニー・エクレストン次第」と語った。
また、『Rhein Zeitung(ライン・ ツァイトゥング)』紙は今月中にロンドンでエクレストンとニュルブルクリンクの当局者による話し合いが予定されていると伝え、次のように語るヌボリニのコメントを掲載している。
「2013年にニュルブルクリンクでF1が開催されることを願っている」