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フェラーリ、ベッテルの追い抜きシーンを分析

2012年11月29日(木)22:35 pm

フェラーリは、25日(日)に開催されたF1最終戦ブラジルGPの結果に対する抗議を30日(金)まで提出することができる。フェラーリの抗議によってレース結果に変更があった場合、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)のタイトルが取り消しになり、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がチャンピオンになる可能性もある。

インターネットで話題になった動画に、ベッテルがトロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュを追い抜いているシーンが映っており、それが追い抜き禁止の黄旗区間なのではないかとF1ファンの間で話題になっていた。

フェラーリの広報担当者は、チームが「映像を分析している」ことを認めた。さまざまな角度からの映像や写真を分析しているようだ。

「選手権の信頼性を損なうものはどんなものも調査されるべきだ」とフェラーリの担当者は述べた。

F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)が規定するルールでは、世界選手権の結果に関する再調査は11月30日までに始められなければならないとされている。FIAは、正式な再調査が始まったかどうかについてコメントしていない。

しかし、スペイン人でFIAの役員であるカルロス・グラシアは、「フェラーリはこのような形でタイトルを獲得すべきではない」と述べている。

現在見ることのできる動画を確認すると、ベッテルがベルニュを抜いた際、ベッテルのコックピットには黄旗区間であることを示す黄色のライトが点灯している。しかし、追い抜く直前に通過したマーシャルが、黄旗区間の終わりを示す緑の旗を振った可能性があると言われている。

また、レッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソ所属のベルニュが大幅に減速したことを理由に、ベッテルの追い抜きを正当化する意見もある。

昨年までトロ・ロッソでF1に参戦していたハイメ・アルグエルスアリはスペインのスポーツ紙『AS』に対し、「フェラーリがまだ抗議を提出していないのなら、それはフェラーリが明白だとは考えていないからだろう」と話している。

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