セルジオ・ペレス(ザウバー)が、ザウバーの現控えドライバーであるエステバン・グティエレスが来季レースドライバーへ昇格すると語った。
ザウバーは今週末にドライバー発表を予定しているが、グティエレスの起用が濃厚だとされていた。同チームはすでに、現フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグと来季契約を結んだと発表していることから、残る来季シートは1つ。現ドライバーである小林可夢偉は、スポンサーを持ち込まなければ残留できないとされているものの、可夢偉のスポンサー探しは難航している。
そんな中、来季はマクラーレンへ移籍することが決まっているペレスが、グティエレスの昇格を認める発言をした。ペレスとグティエレスはともにメキシコ出身であり、ザウバーのスポンサーにもなっているメキシコの大手通信会社テルメックスが支援しているドライバーだ。
英『Autosport(オートスポーツ)』によると、ペレスはスペイン語系のF1メディアへ来季のザウバーについて次のように語ったという。
「クルマはとても強力になるよ。ルールがあまり変わらないからね。ニコという経験豊富なドライバーがいるし、エステバンという力強いチームメートもいる」
この発言を受け、メディアがグティエレスの昇格は決定しているのか問いかけると、ペレスは「発表はまだだよ」と笑っていた。