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波紋を呼ぶマッサへのペナルティー

2012年11月22日(木)1:36 am

F1アメリカGP(18日決勝)においてフェリペ・マッサ(フェラーリ)に5グリッド降格ペナルティーを受けさせたフェラーリを、フォース・インディアのチームディレクターを務めるボブ・ファーンリーは支持している。

予選7番手だったマッサの順位を下げることで、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が7番手に繰り上がることとなった。これによりアロンソは、路面が汚れていて不利な偶数グリッドではなく、路面のきれいな奇数グリッドからのスタートが可能となった。

セバスチャン・ベッテル(レッドブル)とF1王者争いを繰り広げるアロンソにとって、今回のマッサの協力は必要不可欠なものであったと言える。

しかしこれには批判も多く、レッドブルやマクラーレンなどのライバルチームは、もしも同じような状況になったとしても自分たちはそのような決定を下すことはないだろうと述べている。だが、ファーンリーの意見は違うようで、『PA Sport(PA スポーツ)』の取材に対し、フェラーリの行為がスポーツマンシップに反するなどと批判するのはナンセンスだとした上で、次のように続けた。

「結局のところ規則は規則であり、フェラーリはそれを最大限活用したに過ぎない。そしてこういったことは、F1の世界では当たり前のことなんだ」

「私だって同様のことをするに決まっている。われわれは仲良くするためにこの場にいるのではない。勝つためにここにいるんだ」

元F1ドライバーのマルク・スレールもフェラーリの行為を肯定しており、ドイツのメディア『Sky』に対して「(レースの)スタート直後を見れば、それが正解だったことは明らかだ」と述べている。

イタリアの日刊紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、「タイトル争いに絡んでいる状況においては、誰もがフェラーリと同様の戦略をとるだろう」と報じた。

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