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フェラーリ、最新排気システムは失敗作？

前戦F1アメリカGPでフェルナンド・アロンソ（フェラーリ）は最新の排気システムを使用していたが、チームメートのフェリペ・マッサは旧型の排気システムを使っていた。1人のドライバーがチャンピオン争いをしている場合、そのドライバーに最新のパーツを与えるのはよくあることだが、どうやらアロンソの車に取り付けられた最新型の排気システムは効果を発揮しなかったようだ。

この新型排気システムを含む新パーツはアメリカGPの前にスペインの直線でテストされた。しかし、風洞データから予想されていた数値と異なる結果が出ていることは、テスト終了直後からうわさされていた。

アメリカGP開催前に流れたこのうわさをはねのけるかのように、新型排気システムはアロンソのクルマに取り付けられたが、アメリカGP予選でアロンソは旧型排気システムを使うチームメートのマッサに負けてしまったのだ。

これについて元トロ・ロッソのドライバーだったハイメ・アルグエルスアリは『AS』にこう話している。「確かに、マッサは旧型の排気システムを使っていたが、そちらの方が高い効果を発揮していた」

そしてマッサ本人も『Marca（マルカ）』の取材に「排気システム以外は（アロンソのクルマと）まったく同じだよ」と明かした。

「僕も新型を使えたんだけど、前のシステムの方がいいと思ったんだ。僕とアロンソのクルマの違いはそれだけだよ」

一方のアロンソは「最新のパーツが最良の選択とは限らないということさ」と話している。