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ハミルトン、マクラーレン離脱を決めた本当の理由は?

2012年11月12日(月)12:32 pm

マクラーレンは、メルセデスAMGがルイス・ハミルトン(現マクラーレン)へマクラーレンを上回る報酬を提示したため、ハミルトンがメルセデスAMGへの移籍を決めたと考えているようだ。

少年のころから所属していたマクラーレンと長年にわたる関係を築いていたハミルトンが来シーズンからメルセデスAMGへと移籍するというニュースは、大きく報じられた。これについてマクラーレンのチーム代表であるマーティン・ウィットマーシュは、メルセデスAMGがマクラーレンを上回る金額をハミルトンに提示したと考えている。

そして、ハミルトンはそのオファーを受け、マクラーレン残留の道を選ばなかったことをすでに後悔し始めているかもしれないとウィットマーシュは語った。

2007年にマクラーレンから華々しいF1デビューを飾り、翌年の2008年には同チームでF1チャンピオンの栄冠を手にしたハミルトンが、なぜマクラーレンを離脱する決断を下したのかと質問されたウィットマーシュは、「分からない」と答えた。しかし、ハミルトンマクラーレンから離れて羽を伸ばしたがっていることが大きな要因であるとウィットマーシュは考えているようだ。

同時に、ウィットマーシュはF1の公式ウェブサイトに対し、おそらく金がもうひとつの要因であっただろうと指摘している。

「われわれはルイスにあるオファーを出した。私が信じる限りでは、そのオファーでの金額は現時点でどのドライバーに対して支払われている金額よりも大きかった」とウィットマーシュは明かした。

「だから、われわれの競争相手であると同時にパートナーでもあるメルセデス・ベンツが、それを少し上回る額を提示したのではないかと勘ぐっているのだ」

ウィットマーシュはまた、ハミルトンはF1シンガポールGP(第14戦)の後に、急いで決断を下してしまったのではないかとも考えている。そのレースでは、ハミルトンがレースをリードしていたものの、マシントラブルを抱えてしまいリタイアを余儀なくされていた。

「1つの悪いレースの後で何かの決定をすることは、良くないことだ」とウィットマーシュは続けた。

「彼(ハミルトン)はあのレースでは自分が勝てると確信していた。しかし、ガッカリする結果に終わってしまった。たった今述べたように、そのような状況下で何かの決断を下すというのは決して良いことではない」

さらに、ウィットマーシュはハミルトンがすでに「ときどき」自身の下した判断について後悔しているのではないかとも語っている。だが、ハミルトンがそれを認めることはないだろうとウィットマーシュは予想する。

「“彼ら(メルセデスAMG)の方がたくさんの金額をオファーしてきた”などと彼が言うことはないだろう。そして、彼がとんでもない過ちを犯したことも認めないだろうね」

「現時点で、彼が大失敗をしてしまったと思っていることを願っているし、来年もそうであってほしい。彼が決断をしたんだから、彼はその決断と共に生きて行かなければならない」とウィットマーシュは付け加えた。

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