ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)は、今シーズンのチームメートであるニコ・ヒュルケンベルグが、来シーズンはザウバーへ移籍すると知って驚いたようだ。
元F1ドライバーのジョニー・ハーバートは、ヒュルケンベルグのザウバー移籍を「脇道」へ逸れただけで、フェラーリ加入を簡単にするためだと非難していた。その一方で、ヒュルケンベルグ自身は1日(木)フェラーリ入りに近づくためにザウバーへ移籍したことを否定した。
『PTI通信』はディ・レスタの「ニコがフォース・インディアを離れて、今の直近のライバルチームへ行くと知って驚いたよ」というコメントを掲載している。
「本当に正直に言って、これがステップアップになるとは思えない。(ザウバーへの移籍は)現状と変わらないと思うよ」とディ・レスタは付け加えている。
そして『AFP通信』に対しては「来年は状況が変わるかもしれないね。でも僕はニコがあそこ(ザウバー)へ移籍した理由をすべて知っているわけじゃない」とディ・レスタは述べていた。
だが一方で「僕の方が(ドライバーズ選手権で)上位にいるんだから、ニコに起こったことにはフラストレーションを感じるよ」と不満をもらしていた。
ディ・レスタは憧れのマクラーレンやフェラーリといったトップチームのシートが決まってしまったことに対して、以前はがっかりしていたことを認めている。しかし今は、2013年もフォース・インディアに残留できれば「満足」と語っている。