フォース・インディアのオーナーであり、チーム代表でもあるビジェイ・マリヤは29日(月)、元フォース・インディアのドライバーのエイドリアン・スーティルを来年ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)の後任ドライバーに指名する可能性をほのめかした。
一方でマリヤは、ヒュルケンベルグがザウバーへ移籍するという報道は定かではないと述べ、『Indian Express(インディアン・エクスプレス)』へ次のように話した。
「報道を通じてニコ(ヒュルケンベルグ)がザウバーと契約したと聞いている」
「ニコはまだ面と向かってわたしに移籍の件を伝えてきていない」とマリヤは加えた。
しかし、もし本当にヒュルケンベルグがザウバーへ移籍することになっても、後任ドライバーをすぐ見つけられるとマリヤは自信を示す。
「もちろん問題無いとも。スーティルを再び起用したいってずっと思っていたんだ。スーティルは常に速いドライバーだ。だから選択肢には困っていないのさ」
スーティルは昨シーズンまで4年間に渡ってフォース・インディアのドライバーを務めた。しかし、昨シーズンをもってフォース・インディアのシートを失っており、2011年の中国GP後にナイトクラブで起きた暴力事件に関与したことで裁判を受けていた。