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ロータスのドライバー発表はライコネンのみ。可夢偉にチャンスは?

2012年10月29日(月)19:50 pm

ロータスが29日(月)、キミ・ライコネンの来季残留を発表した。しかし、発表されたのはライコネンの残留のみ。今季ロメ・グロジャンが座っている、もう1つのシートは誰の手に?

2007年のF1王者であるライコネンは、2009年にF1離脱後、今年ロータスからF1に戻ってきた。復帰1年目ながら、タイトル争いに加わる活躍を見せ、フェラーリやマクラーレンといったトップチームへの移籍もうわさされるほどだったことから、ライコネンのロータス残留は当然の流れと言える。

一方で、グロジャンの立場は微妙だ。第8戦ヨーロッパGPで優勝を争う活躍も見せたが、スタート直後のクラッシュが多いことに批判が集まっている。ランキングでもライコネンが173ポイントを獲得して3位につけているのに対し、グロジャンは90ポイントの獲得で8位になっており、大きく差をつけられた。

ロータスのシートが空席になっていることで、日本人ファンとして気になるのが小林可夢偉(ザウバー)の動向だ。ザウバーは来季、現控えドライバーのエステバン・グティエレスと現フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグを起用することが濃厚だと報じられ、可夢偉の動きに注目が集まっていた。可夢偉がロータスへ移籍する可能性はあるのだろうか?

いまだ残留が発表されていないグロジャンだが、ロータスが簡単にグロジャンを放出できないのには理由がある。まず、ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、グロジャンのマネジメントを担当しているグラビティ社の責任者でもある。そして、グロジャンがトタルという大口スポンサーをロータスに持ち込んでいることも関係しているとされる。

可夢偉にとっては、この持ち込みスポンサーがネックになるだろう。ザウバーが可夢偉を放出するとうわさされているのも、大型スポンサーを持ち込めていないのが原因と報じられている。また、可夢偉本人もスポンサー探しが難航している発言をしていた。

しかし、最後の最後までどんでん返しの可能性を残しているのがF1界の契約関連。実際にチーム側からの正式な発表があるまで、ファンにとってはヤキモキする日々が続きそうだ。ちなみに、ザウバーはシーズン中に来季ドライバーを発表するとしている。

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