ハミルトン、移籍後すぐに成功できない
ルイス・ハミルトン（マクラーレン）は、来年メルセデスAMGに移籍してすぐに成功できると期待してはいないようだ。
6年間在籍した名門マクラーレンを離れて、メルセデスAMGに移籍することが決まっているハミルトンは、ドイツの『Frankfurter Allgemeine Zeitung（フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング）』紙に次のように語った。「たぶん来年はいいクルマが手に入って、いい位置をキープできるだろう。そうなったら素晴らしいね」
「でも正直言うと、たくさんのことを学ぶシーズンになると予想しているんだ」
ハミルトンの移籍を「家からの旅立ち」と捉える関係者は多い。間近に迫った移籍を記念するように、ハミルトンはいくつか新しいタトゥーを入れた。
ハミルトンは背中に大きなタトゥーがあったが、今回入れたのは右腕で、天使と聖母マリアとイエス・キリストが描かれた、かなり目立つものだ。
「ここ数戦の間に入れてもらったんだ。やっと治ったんだよ。まだ完成じゃないんだけどね」とハミルトンが説明したことを『The Sun（サン）』が伝えている。
ハミルトンは、インドGP（10月28日決勝）ではセバスチャン・ベッテル（レッドブル）が明らかに有利だと見ている。26日（金）のフリー走行でも、ベッテルは大きなアドバンテージを持っているようだった。
「（ベッテルのタイムが良かった理由は）燃料が少なかったんだと思いたいね。そうでないと、困ったことになる」というハミルトンのコメントを『O Estado de S.Paulo（オ・エスタード・ジ・サンパウロ）』紙が伝えた。
インドGPでも優勝すると、ベッテルは4連勝することになる。その場合、ドライバーズタイトルでも2位のフェルナンド・アロンソ（フェラーリ）に対してはっきり優位な立場になる。
「そうだね、セブは…素晴らしい仕事をしてきた。3回目のタイトルを獲得したら、お祝いを言うよ」とハミルトンのチームメートのジェンソン・バトン（マクラーレン）は述べた。
「でもまだ獲得したわけじゃない。フェルナンドはまだ追いつくところにいる」
