ドライバーズタイトル獲得が難しくなったマクラーレンだが、現行マシンの開発は今後も押し進めるようだ。
「現実的に見て、ドライバーズタイトル獲得には(トップからのポイント差が)離れすぎている」とマクラーレンのルイス・ハミルトンは24日(水)にインドで語った。「奇跡でも起きて獲得できたら、その時は間違いを認めるよ」
確かに関係者のほとんどが、シーズン残り4戦のタイトル争いはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)の一騎打ちになるだろうと見ている。ハミルトンは、トップのベッテルから62ポイント差である。
しかし、スポーティングディレクターのサム・マイケルは24日(水)、レース前恒例のテレビ会議システムによる会見でこう述べた。「2012年型マシンの開発を続けることは、大きな決断ではない」
「例年と比べれば、来年はルール変更がかなり少ない。従って、このマシンに対する開発のほとんどは、どちらにしろ2013年も引き継がれるものだ」
「最後まで押し進めるつもりだ」とマイケルは話している。