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マッサ「僕にはいい仕事をする力がある」

2012年10月26日(金)12:14 pm

今週末インドGP(10月28日決勝)が開催されるブッダ・インターナショナル・サーキットで、25日(木)に記者会見が行われ、フェリペ・マッサ(フェラーリ)がフェラーリと来季の契約を結んだことが明らかとなって以来、初めてメディアとの公式会見に臨んだ。

当然のことのように、話題は今回との契約更新に関わる内容がほとんどという状況となったが、将来のことについてはいつも心配していたか、と尋ねられたマッサは次のように語り始めた。

「そうだね、心配になったときもあった。でも、物事が良い方向へ向かい始め、今後のことについてとても落ち着いて考えられるようになったよ」

「ほかのチームの状況などもさぐってはみたけれど、でも彼らと真剣に話をしたことは一度もないよ。なぜなら常にフェラーリに残りたいと思っていたからね」

そして、最終的にマッサはフェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロとの会談後、フェラーリの本拠地であるマラネロで新たな契約にサインを行うに至った。そのことについてマッサは次のように続けた。

「僕たちはいろんなことについて話をしたよ」

「僕たちはふたりだけで、これまでの何年かを振り返ってみたんだ。悪いときもあったし、いいときもあった。そして僕たちは、これまでもよくそうしてきたように、未来のことについても話をしたよ。そして、あの日、すべてが決着したんだ」

マッサは2002年に、当時フェラーリエンジンを搭載していたザウバーからF1デビューを飾っているが、その後2006年にフェラーリに移籍して現在に至っている。つまり、マッサのF1キャリアはこれまですべてフェラーリエンジンとともにあったわけだが、2013年もまたフェラーリで走ることが決定したことにより、それがさらに延長されることになった。

そんなマッサだが、ここ最近はレースでのパフォーマンスが改善されてきていたことにより、最終的に契約延長が確定する前から自信に満ちていた、と次のように続けた。

「精神的に、かなり満足していたし、落ち着いていたよ。いい結果を出せば、ほかにもいい要素が生まれるし、それによってさらにまた前向きになれると信じているからね」

「結局のところ、クルマはそれほど大きく改善されたとは思っていないし、8月以前はいくつかいいレースをしていたのに、何かが起こってしまって、本当だったらポイント圏内でゴールできていたはずのところができなくなっていたというのも事実なんだ。その後はレースでいい結果を残せるようになったし、スピードも上がってきた。なぜならそれらのレースでは何も悪いことが起こらなかったからね」

「だから、今の僕は以前よりもかなり満足できているし、さらにやる気も増しているよ。それはもちろん僕自身にとっていいことだけど、同時にチームにとってもいいことだね」

「今は、シーズンがもう少し長く続けばいいのにと思う気持ちも少しあるよ。そうすればもっと良くなるのにってね。でも、誰にとっても長いシーズンだからね! 今年はあと4レースで終わって、それから休みに入ることになるけれど、誰にとっても休むことは必要だと思うね。そして、僕はもう来シーズンを楽しみにしているよ。来年は最初から最後までいいシーズンにしたいね」

「なぜフェラーリが僕との契約を延長しようと決めたのかって? メディアの皆さんもみんな僕のことをよく知っているし、僕に何ができるかということもわかっているはずだよ」

「僕にはいい仕事をするだけの力があるんだ。自分のドライビングや、チームとの仕事の進め方、クルマやそのセットアップとか、その他もろもろのことを全部うまくまとめあげるにはどうすればよいかということが分かっているし、楽しみながら勝利を勝ち得ることができてきたよ。もしそうしたことをすべてやれば、おのずと結果はついてくるはずさ」

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