ロータスのキミ・ライコネンは、今月17日(水)に33回目の誕生日を迎えたが、この日、ライコネンが2013年シーズンに向けての計画を発表することはなかった。
最近、2007年シーズンのF1チャンピオンであるライコネンのスポンサー活動を支援している広告代理店がインターネット上に動画をアップし、その中でライコネンの来シーズン以降に関する推測は10月17日に「新たな契約が公表される」ことにより、「終わりを告げることになるだろう」というメッセージを伝えていた。このことから、さまざまなメディアが、ライコネンが誕生日を迎える今週、将来にかかわる何らかの発表を行うことになるだろうと報じることとなり、注目が集まっていた。
ところが、その動画によるメッセージは、ライコネンのF1ドライバーとしての契約に関するものではなく、新たにライコネンの個人スポンサーとなったフィンランドの衣料品ブランドである「マキア・レーシング」を紹介するための宣伝活動上の仕掛けであったことが明らかとなった。
17日(水)に、インターネット上に「どうやってライコネンを手に入れたか」というタイトルの動画が新たにアップされているが、内容は誘拐されたライコネン(本人)が、最初は契約書へのサインを拒むものの、スキャンダルのネタとなりそうな写真を見せられ、あわててサインするというユーモアにあふれたものとなっている。