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怪我から回復のデ・ビロタ、公の場に

2012年10月13日(土)9:33 am

7月初旬、マルシャの直線テスト中に起きた事故でひん死の重傷を負ったマリア・デ・ビロタが11日(木)、復帰後はじめて公の場に姿を現した。

10日(水)にスペインの雑誌『Hola!(オラ!)』最新号でインタビューが掲載されたのに続き、この日マドリードで記者会見に臨んだ。

右目に青い眼帯を当てたデ・ビロタは、ひたいから鼻先にかけて損傷した頭骨のイメージを指し示しながら、失った眼球について告知を受けた瞬間を生々しく語った。

『AS』紙によると、デ・ビロタは次のように述べている。「医師を見ながら私はたずねたの。あなたは外科医ですかと。返ってきた答えはイエスだったわ」

「あなたが手術をするとき両手を必要とするように、私には両目が欠かせない。なぜなら私はF1ドライバーだからと言ったわ」

「そのときの私は助けられた命の尊さを軽んじていた。でも、この医師は命の大切さ、生きることの素晴らしさを教えてくれたの」

「こうして私は新たな機会を与えられた。たとえ片目でも、人生の視野は以前に比べて大きく広がったと思う。これからは精いっぱい生きていきます」

はじめて鏡で自分の顔を見た瞬間について振り返ったデ・ビロタは、「誰が私を愛してくれるだろう?」と思ったが、今は家族と周囲のサポートで“一生分どころか来世もカバーできるぐらいの”愛を実感しているという。

『Marca(マルカ)』は、次のようなデ・ビロタのコメントを紹介している。「怪我からの復帰は長期戦だけれど、かなりよくなったわ」

「F1の先も人生は続く。私が春を迎えるのは、まだまだこれからよ」

記者会見にはスペインのモータースポーツ連盟カルロス・グラシア会長も同席。事故原因の調査についてノーコメントを貫いたあと、次のように語った。

「(調査は)まだ続行中だ。その中身について話をするわけにはいかない」

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