WEC(世界耐久選手権)第7戦富士6時間の初日を終えた井原慶子(ガルフレーシング)が、マシンは今シーズンでベストの状態であり、決勝では表彰台を目指すと語った。
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今シーズンは、車体の供給元が倒産するなど、思わぬトラブルで苦しむことになったガルフレーシング。加えて、ガルフレーシングがプロトタイプのLMP2クラスで走るのは今年が初めてだった。そのため、苦戦が続いていたが、富士戦の初日を終えた井原は手応えを感じているという。
「私たちのチームは水曜日の開発テストを早く切り上げて一から組み直したかいがあり、マシンは今シーズンでベストの状態です。チーム一丸となってさらにクルマのセッティングを進め、決勝レースは表彰台を目指します!」
レースクイーンとしてレース界に足を踏み入れ、その後ドライバーへ転身した井原。富士スピードウェイでレースするのは初めてのようだが、このコースには特別な思い入れがある。
「富士でレースをするのは今回が初めてです。レースクイーンとしてサーキットに来たのがきっかけでプロのレーシングドライバーを目指したのも、ここ富士スピードウェイでした。レースを始めてからは、(今、会見場で隣に座っている)中野選手からいろいろなアドバイスをもらったり、(佐藤)琢磨選手がイギリスF3で活躍するのを見ながら頑張ってきました」
「今日、ここで、彼らと同じ舞台にいられる事がすごくうれしいです。これも、これまでサポートいただいたスポンサーやファンのみなさまのおかげです。本当にありがとうございました。予選、決勝では、これまで以上に精いっぱいの走りをみなさんにお見せして、恩返しをしたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いします」
13日(土)には、9時25分から3回目の練習走行、14時から予選が行われる。6時間で戦われる決勝は、14日(日)の11時にスタートする。
先日、井原はガルフレーシングともに「Gulf Racing & 井原慶子 サポーターズクラブ」を発足している。
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