ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が有名なソーシャル・メディア・サービスの「ツイッター」を今後使わないようにするかもしれないと話している。
ハミルトンは今年、自身の「ツイート」によって大きな失敗をしでかしている。最初はチームの極秘情報であるテレメトリー(走行時のF1カーのさまざまな情報が記されたチャート)を公開してしまうという失態を犯し、つい最近ではチームメートのジェンソン・バトンがハミルトンをツイッターでフォローすることをやめたことに対して非難を行っていた。
だが、バトンはこれまで一度もハミルトンのフォロワーになったことはないということが明らかとなり、ハミルトンはそれ以来一度もツイートを行っていない。
ハミルトンは11日(木)に韓国で次のように話している。
「僕は自分の人生で多くの失敗を犯すだろうけれど、あれもそのうちのひとつだよ」
「でも、失敗によって学ぶものだし、多分僕はツイッターには向いていないね」
バトンも、11日(木)にこのハミルトンのツイッター問題について尋ねられ、たとえばペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)やポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、そしてマーク・ウェバー(レッドブル)といった現役ドライバーたちをフォローしているのに、どうしてチームメートのハミルトンをフォローしていないのか、ということについて説明させられるはめになってしまった。
「ツイッターでフォローしたい人は大勢いるけれど」と記者に対して語りかけたバトンは、次のように続けた。
「ハミルトンとは毎週末会っているからね」
だが、バトンは、2013年シーズンからハミルトンに代わってマクラーレンのドライバーとなるセルジオ・ペレス(ザウバー)もフォローしている。これに関してバトンは次のように説明している。
「僕がペレスをフォローしているのは歓迎の意を表したかったからなんだ。そして、今は彼のフォローをやめることができないんだ。最近ツイッターで何もしてはいけないことになっているんだよ」
「僕としては、グランプリの場でこうして座って、こんなことを話していること自体が驚きだね」
ハミルトンがバトンに対して自分を無視したと非難したことについて謝ってきたことをバトンは認めるとともに、最後にこう付け加えた。
「ツイッターに何か書くときは気を付けないとね。僕らには100万人以上のフォロワーがいるんだから」