フランス政府が財政的援助を否定して暗礁に乗り上げているフランスGPだが、ポール・リカール・サーキットは、まだ2013年のグランプリ復活をあきらめていない。
『Le Parisien(パリジャン)』の報道によると、ポール・リカールは3,000万ユーロ(約30億円)の予算を組んだ時点ですでに政府の方針を予想していたという。
記事では、国外の個人投資家と、F1最高責任者でポール・リカールのオーナーでもあるバーニー・エクレストンが介入する可能性もあるとしている。
「支援と励ましの言葉をもらえればありがたかった」というポール・リカールのステファン・クレアの言葉を『L’Equipe(レキップ)』が伝えている。「だから落胆した。しかし、(政府の決定は)完全に予想していたことだ」
クレアは、9月初旬にフランスGPを開催するのが適当だろうと述べた。
「夏休みのあとで、F1チームも3戦連続で戦う用意ができているだろう。ベルギー、フランス、イタリアだ」
来年のカレンダーは、28日(金)に開かれる世界モータースポーツ評議会(F1を統括する国際自動車連盟の下部組織としてモータースポーツに関する意志決定を行う機関)において承認されると見られている。
「2013年のフランスGPをかなりはっきり思い描くことができる」とクレアは主張している。
『RMC Sports(RMCスポール)』は、ポール・リカールの役員が今週ロンドンでエクレストンと会談を持つ予定だと伝えている。