マクラーレンのルイス・ハミルトンは、スパ・フランコルシャン・サーキットで行われたベルギーGPフリー走行1回目で5周を周回し、ベストタイムは2分16秒827で15番手。フリー走行2回目で2周を周回したものの悪天候のためタイム計測を行わず、14番手だった。
ルイス・ハミルトン
「今日は本当に雨ばかりだった。コース上も川のように水が流れている所がたくさんあって、アクアプレーニング(路面の水によってタイヤがグリップしなくなる現象)がひどかったから、細心の注意を払わないと本当に危険だった。こんな日は、いくら攻めの走りをしたところで、何のメリットもないけど、学べることはある。だからインストレーションラップ(クルマが正常に動作するかを確認するために行う走行)を数周こなして、今回のレースに持ち込んだ改良が機能しているかとウエットコンディションでのタイヤの状態をチェックしたのさ」
「みんな同じ条件とは言え、冗談抜きで明日は忙しい1日になるだろうね。もし路面が乾いたら、すぐにでもコースへ出て、午前中のフリー走行3回目の数周でクルマのセットアップをすることになる」
「それでもやっぱりサーキットに戻ってくるのは格別だね。たとえ雪が降ったとしても、F1のクルマは運転するのがおもしろいと思う。だから今日は数周しか走れなかったけどすっかり楽しめたよ」