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F1第12戦ベルギーGP予選、詳細レポート

2012年09月01日(土)22:56 pm

2012年F1第12戦ベルギーGPが9月1日(土)、スパ・フランコルシャン(1周/7.004km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた予選でジェンソン・バトン(マクラーレン)が2009年のモナコGP以来となるポールポジションを獲得。また小林可夢偉(ザウバー)が自己最高位となる2番手となった。

F1第12戦ベルギーGP金曜 写真ギャラリー

セッション開始時の天候は晴れ、気温16℃、路面温度は27℃。予選Q1は20分間で戦われ、18番手から24番手のドライバーがここで予選を終える。しばらくの間、セルジオ・ペレス(ザウバー)がトップの位置にとどまり続けていたが、後半に差し掛かるとフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、そしてジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップタイムを塗り替えてゆく。

残り約1分半となった時点で脱落する位置にいたミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が9番手に浮上。パストール・マルドナード(ウィリアムズ)がトップタイムをマークする。午前中に行われたフリー走行3回目でギアボックストラブルに見舞われたニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)はなかなかタイムが上がらず脱落圏となる18番手に落ち、そのままセッション終了を迎えてしまう。Q1で予選を終えた18番手から24番手は以下のとおり。

18番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、19番手ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)、20番手ビタリー・ペトロフ(ケーターハム)、 21番手ティモ・グロック(マルシャ)、22番手ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)、23番手シャルル・ピック(マルシャ)、24番手ナレイン・カーティケヤン(HRT)。

Q1のトップ5は、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、キミ・ライコネン(ロータス)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から17番手がここで脱落する。開始早々ソフト側のミディアムタイヤを装着したペレスが他車に先駆けてコースへ飛び出してゆく。ほぼ全車が最初のタイム計測を終え、セッションの残り時間が5分となった時点でのトップ3にはバトン、ライコネン、ハミルトンが並ぶ。この段階でザウバー勢のペレスと小林可夢偉もそれぞれ7番手、8番手でQ3進出圏内につけている。

残り時間が2分を切ると、各車が最後のアタックのためにコースイン。だが、Q3進出を確信したバトンとライコネンはそのままガレージにとどまる。ここでザウバーのペレスが2番手に浮上。可夢偉も終盤6番手に順位を上げQ3進出を決めるが、なんとセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のタイムが上がらずQ3進出を逃すと、このレースでF1通算300戦目を迎えるシューマッハもここで脱落してしまう。Q2で予選を終えた11番手から17番手は以下のとおり。

11番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、12番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、13番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)、14番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、15番手ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)、16番手ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)、17番手ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)。

Q2のトップ5は、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(ザウバー)、キミ・ライコネン(ロータス)、マーク・ウェバー(レッドブル)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)だった。

予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。セッション開始早々マクラーレン勢やロータス勢がコースインしたのに対し、ウェバーやアロンソ、さらにはザウバー勢も最後のワンアタックにかける作戦か、ガレージ内で待機している。

まずはライコネンがトップタイムを刻むが、その後すぐにバトンがそれを塗り替える。5分が経過し、セッションの半ばが過ぎた時点ではバトン、ライコネン、ハミルトン、グロジャン、マルドナードがトップ5に名前を連ねている。

セッションも残り2分半を切った時点ですべてのドライバーが最後のタイム計測を行うためにコースインしてゆく。可夢偉がセクター2で最速タイムを刻むと、一気に2番手へ上る。その後次々にほかのドライバーたちがコントロールラインを通過するが、誰も可夢偉のタイムを上回ることができない。結局そのままQ3が終了し、可夢偉はポールポジションを獲得したバトンに続き、予選での自己最高位となる2番手となり、決勝をフロントローからスタートすることになった。日本人ドライバーがフロントローから決勝をスタートするのは佐藤琢磨以来2人目のこととなる。Q3の結果は以下のとおり。

1番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、2番手小林可夢偉(ザウバー)、3番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、4番手キミ・ライコネン(ロータス)、5番手セルジオ・ペレス(ザウバー)、6番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、7番手マーク・ウェバー(レッドブル)、 8番手ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、9番手ロメ・グロジャン(ロータス)、10番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)。

なお、マーク・ウェバーとニコ・ロズベルグは予選前にギアボックスを交換したため、決勝スタート時は5グリッド降格ペナルティーを受けることとなる。

【結果】F1第12戦ベルギーGP予選、各ドライバーのタイム、周回数など
F1第12戦ベルギーGP予選の結果

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