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WRC第9戦ドイツラリー、ローブが優勝で新記録

2012年08月27日(月)17:31 pm

WRC(世界ラリー選手権)第9戦ドイツラリーは26日(日)に最終日が行われ、シトロエンのセバスチャン・ローブが優勝した。以下、プジョー・シトロエン・ジャポンのプレスリリースより。

セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組は、ドイツラリー9勝目という一イベントでの新記録を目指して自分自身との闘いとなりました。WRC初優勝から10年たち、8度の世界チャンピオンはドイツラリー9勝目を挙げて、ローブ/エレナ組のペアを組んでから5回連続の優勝を果たしました。ミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レティネン組も5度目のポディウム・フィニッシュを飾り、シトロエン・トタル・ワールド・ラリー・チーム8度目のマニュファクチャラーズ優勝へさらに近づきました。

ドイツラリー最終日のスケジュールは、ドロンタル・ステージを2回走り、その後最終パワーステージの予定でしたが、トップドライバー達のタイム差は最終日だけでは逆転不可能な程開いていたために、皆現在の順位をキープする作戦をとっていました。サービスパークを出る際にすべてのドライバーの目は空を見上げていましたが、彼らにはぬれた路面に有効なミシュラン ソフトタイヤに履き替える時間はありませでした。

一番手スタートのセバスチャン・ローブは、一番きれいな路面を走ることができるためにSS13で8回目のSSトップタイムをとりました。3番手は、慎重なペースで走ったミッコ・ヒルボネンがとりました。最終ステージはリバースオーダー(逆走行順)で走るため、選手達は2回目の約30Kmのドロンタル・ステージへ向かいました。泥だらけのコンディションの中、シトロエン・トタル・ワールド・ラリー・チームのドライバーたちは、慎重に6位と7位でフィニッシュしました。

ドイツラリー最終パワーステージは“サーカス・マキシムズ”周辺のトリエの市街地ステージで、セバスチャン・ローブとミッコ・ヒルボネンは1-2フィニッシュを飾り、3ポイントと2ポイントのボーナスポイントを加えました。

「フィンランドラリーとドイツラリーの間に休暇を取った。それは僕にとって素晴らしいものだったよ。ここの3日間はとてもうまくいったけど、路面状況は全く楽ではなかった。でも、僕らは一貫して速かった。何人かの挑戦者が挑んできたけど、やつらは皆落とし穴にハマちゃったね。一度十分なリードを確保できたら、僕はミスをしないように心がけた。ラリーが進むに従って、僕たちの9回目のチャンピオンとしての実感がわいてくる。55ポイントの選手権ポイントのリードと残り4戦、うまく行けそうだね」と、ファンやチームたちの温かい祝福を受けたローブはジョークを交えながら語ります。

「スタート前、僕はポディウム・フィニッシュができるといいなって、言ったでしょう。だから今週末はいろいろあったけど3位に入ってとってもうれしい。このラリーはスタートからフィニッシュまで路面が非常に汚れていて、とても難しかった。僕の大嫌いなコンディションだったけど、これもラリーだからね」と、ヒルボネンはコメントしてくれました。

「われわれは、2台がポディウム・フィニッシュし、5年連続優勝ができて誇りに思う。世界選手権ポイントをさらに増やすことができました。次戦の GB でマニュファクチャラーズタイトルを決定できるでしょう」と、シトロエン・レーシング・チーム監督のイブ・マットンは評価しました。

ドイツラリー数日前に事故死したフィリップ・ブガルスキをチームで追悼しました。ブガルスキはWRCへ加入する1年前の2001年ドイツラリーでクサラT4をドライブして優勝しました。ブガルスキのコ・ドライバーで現在シトロエン・チームの天候とレッキのコーディネーターをしているジャン-ポール・チアロニリニがチームを代表して、ドイツラリーでのマニュファクチャラー優勝カップをポディウムで受け取りました。

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