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ディクソンが優勝。琢磨は13位=インディ第12戦

2012年08月06日(月)12:06 pm

インディカー・シリーズ第12戦の決勝が、ミッドオハイオ・スポーツカー・コースで行われ、チップガナッシのスコット・ディクソンが優勝。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は13位だった。以下、ホンダのプレスリリース。

2012年IZODインディカー・シリーズ第12戦Hondaインディ200が、オハイオ州のミッドオハイオ・スポーツカー・コースで開催されました。全長2.258マイルのサーキットは、高速から低速までさまざまなコーナーを備えています。そのコースを85周してレースは争われました。

決勝日、朝のウオームアップは雨に見舞われ、レースも雨の影響を受ける可能性がありました。しかし、ドライコンディションでスタートは切られ、ゴールまでついに雨が降ることはありませんでした。

エドモントンに続いてフルコースコーションが一度も出されなかったレースは、ハイペースの接近戦となりました。燃費セーブが重要となる、インディカーならではの見応えあるバトルとなりました。

スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、4番手スタートでしたが、序盤の燃費セーブを成功させ、1回目のピットストップを終えた時点で2番手へと浮上。ポールポジションからトップを守り続けていたウィル・パワー(Team Penske/シボレー)を追いかけました。そして、57周目に行った2回目のピットストップで、パワーをパスしてトップに躍り出ると、一気に差を広げ、今季2勝目、ミッドオハイオでの2年連続、通算4回目の勝利を達成しました。

予選3番手から3位でゴール、今シーズン3回目の表彰台に上ったのは、ルーキーのシモン・パジェノー(Schmidt Hamilton Motorsports)でした。今年のHondaインディ200では、2人のHondaドライバーが表彰台に上りました。

佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)にとって今年のミッドオハイオは厳しいレースとなってしまいました。予選からマシンバランスに苦しみましたが、それは決勝でも解消されませんでした。それでも佐藤はポジションを入れ替えながら、粘りの走行を続けて13位完走を果たしています。

ポイントリーダーとして第12戦を迎えたライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport/シボレー)がマシントラブルにより24位に終わったため、パワーがポイントトップに返り咲きました。しかし、ポイントランキング4位につけるディクソンまでが28点という小さな差にひしめいています。チャンピオン候補はどうやらこの4人に絞り込まれたようですが、まだまだ順位変動は十分に可能な状況。残る3レースでは激しいポイント争いが行われることとなります。

スコット・ディクソン(優勝)
「ミッドオハイオでまた勝つことができました。ここは私が大好きなコースですが、速く走れる理由はChip Ganassi Racingにあると思います。私たちのチームは、このコースでずっと好成績を挙げ続けているんです。どんなマシンに仕上げることが必要なのか、それを深く理解しているのだと思います。今日は2回目のピットストップで2番手からトップにポジションを上げ、そこからは一気にリードを広げてゴールを切りました。ピットアウト直後、あまりにすんなりとリードを広げることができたので、自分は燃費セーブの数字を間違えているのではないかと心配になったほどでした。ピットストップでウイングの角度変更やタイヤの空気圧調整を行ったことで、マシンは完ぺきな状態に仕上がっていました。仮に2番手のままピットアウトしていたとしても、私たちは逆転勝利を飾れていたと思います。今日のレースによってチャンピオン争いがさらにし烈になりましたね。トップ4が28点差の中にいるのですから、残る3戦はファンにとって本当にエキサイティングになると思います」

佐藤琢磨(13位)
「厳しいレースでした。クルーはハードワークをこなしてくれましたが、残念ながら私たちのマシンには、あと一歩のスピードがありませんでした。マシンのバランスがいい状態でスタートしても、途中からそれが崩れ出していました。スイートスポットが非常に小さいマシンとなっていて、周回を重ねるとグリップが失われていきました。今日は何台かをオーバーテイクできましたが、逆に何台かにパスを許しもしました。レース終盤にいくつかポジションを上げられたのはよかったのですが、それだけではまだ十分ではありません。来週、カリフォルニア州ソノマで行うテストを楽しみにしています。そこでロードコース用セッティングについての理解度を深め、第13戦に臨みたいと思います」

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