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マーク・ウェバー「実感するにはもう少し時間がかかるかな」

レッドブルのマーク・ウェバーは、シルバーストン・サーキットで開催されたイギリスGP決勝を2番手からスタートし、優勝を飾った。

マーク・ウェバー
「実感するにはもう少し時間がかかるかな。レースはこんな状況だったと思うんだ。ほとんどの間、僕は2番手の位置にいた。フェルナンド・アロンソ（フェラーリ）はまったく手が届かない位置にいたわけじゃないし、最後のピットストップを終えたとき、僕のエンジニアのシアロン（ピルビーム）が無線でこう伝えてきたんだ。フェルナンドがオプションタイヤ（ソフト側タイヤ）ではそれほど良くないぞってね」

「でも、フェルナンドが狡猾（こうかつ）な古狐（ふるぎつね）だってことは知っているから、僕は彼がタイヤをいたわりながら、また引き離しにかかるタイミングを見ているんだと思ったんだ。でも、彼との差が2秒以内に縮まったときに、彼がちょっと苦戦していたのは本当だったんだと思ったよ」

「DRS（空気抵抗低減システム／可変リアウイング）が使えるようになったときが本当の勝負の始まりだった。僕は彼を抜き去り、僕らの勝利に向けた懸命な作業が実を結んだんだ。今日のレースはすごかったよ。観客もいいレースが見られたはずだし、僕もうれしい」