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ザウバー代表の引退時期は?

2012年07月09日(月)10:25 am

ザウバーチーム代表のペーター・ザウバーは予定していた引退からどんどん遠ざかっているようだ。

BMWが突然F1を撤退し、自身が興した愛するチームを買い戻してから数年の間、現在68歳のザウバーは自らCEO(最高経営責任者)に任命したモニシャ・カルテンボーンがひとりで舵取りをする日が近いうちに来るだろうと繰り返し示唆していた。

しかし、最近は引退してテレビでレースを観戦する事になるのは「最悪のことだ」と認め、引退への動きを振り戻し始めている。

『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』とのインタビューでは、ザウバーの引退についてリポーターが「ところで年末に引退したいという話ですが・・・」と話し始めると、ザウバーは「誰がそんなことを言ったんだい?」と答えた。

「メディアで最近ずっと書かれていますよ」とリポーターが返すと、「どうとでも読み取れる話だろう、引退するとは言っていないよ」と答えた。

「チームをBMWから買い戻した時、経営はモニシャが受け持つことは明確にしていた。それから私は70歳になってもピットウォール(ピットロードとコースの間の狭い壁に各チームがレースの指示を出すブースがある)に立っていたくはないよと言った。その時が来るのは来年の10月だ。だが、モニシャがいつチームのリーダーになるのかという話はまだ決まっていない」と説明した。

ドライバーのセルジオ・ペレスが今シーズンすでに何度か勝利に近い位置につけていたこともあって、ザウバーはBMW後のチームとしての初勝利を待っているのかもしれない。

ザウバーはペレスのような若くて才能のあるドライバーを発掘することにも誇りを持っている。ペレスはいずれフェラーリに移るだろうとうわさされている。

「ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が若い頃、F1への道筋をつけたのはメルセデス時代の私だ。それから、キミ・ライコネン(ロータス)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ロバート・クビサ・・・」

「今はクルマがとてもいい、だが勝利には何かが欠けている。同じ間違いを何度もくり返したりしてね」

こう言った後、「欠けている何かとはフェルナンド・アロンソのような突出したドライバーですか?」と問われると、笑いながら「そんな夢は見ないよ。でも面白いね、そんなことがあったら大したものだよ」とザウバーは答えた。

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