小林可夢偉(ザウバー)が、イギリスGP決勝で2回目のピットストップ中にメカニックと接触したことから、2万5,000ユーロ(約244万円)の罰金を科された。
可夢偉は、17番手からイギリスGP決勝をスタートしたが、レース序盤にうまく順位を上げ、入賞圏内のトップ10を走行。レース序盤にはピットストップのタイミングの関係から、3番手を走行する場面もあった。
そして、ポイント獲得に向けてライバルと争っている状態で2回目のピットストップを迎えた。しかし、可夢偉は作業エリアで止まりきれずに3人のメカニックと接触。このためピット作業に手間取り、最終的には11位でレースを終え、入賞することはできなかった。
可夢偉のピットインに対し競技委員は、「深刻な結果を招く可能性のある非常に危険な行為」であったとして、可夢偉へ2万5,000ユーロの罰金を科した。可夢偉はレース後、ブレーキングを遅らせすぎたためのミスであると認め、チームへ謝罪するコメントを残している。
なお、この事故で3名のメカニックが軽傷を負い、2名がメディカルセンターへ運ばれたが、すでにチームへ合流した。また、もう1名のメカニックはザウバーのガレージ内で処置を受けた。