NEXT...F1開催スケジュール

F1第9戦イギリスGP予選、詳細レポート

2012年07月08日(日)0:14 am

2012年F1第9戦イギリスGPが7月7日(土)、シルバーストン・サーキット(1周/5.891km)で2日目を迎え、現地時間13時(日本時間21時)から行われた予選で、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が今季初のポールポジションを獲得した。

セッション開始時の天候は雨、気温17℃、路面温度は22℃。予選Q1は20分間で戦われ、18番手から24番手のクルマがここで予選を終える。小雨が降っている状態で予選は始まったが、天候はどんどん悪化していくことが予想されるため、全車がセッション開始と同時にコースイン。全車が路面の水量が少ないとき向けの雨用タイヤ、インターミディエイトを装着し、ピットへ戻ることなく周回を重ねている。

各車とも5周から6周の計測ラップを走ってピットインし、再びコースへ出て行った。セッション終了直前、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が脱落する順位にいたが、タイヤを交換して再びコースへ。バトンはセクター1とセクター2で自己ベストタイムを記録したが、黄旗が出ていた最終セクターで遅れ、タイムを更新できず。ここで脱落となった。Q1で脱落した18番手から23番手は以下のとおり。

18番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、19番手ビタリー・ペトロフ(ケーターハム)、20番手ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)、21番手ティモ・グロック(マルシャ)、22番手ペドロ・デ・ラ・ロサ(HRT)、23番手ナレイン・カーティケヤン(HRT)。

シャルル・ピック(マルシャ)は、予選通過の条件となるトップから107%以内のタイムを記録できなかった。

Q1のトップ5は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、セルジオ・ペレス(ザウバー)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から17番手がここで脱落となる。雨はさらに強くなっており、フェラーリ勢とウィリアムズ勢以外の全車が水量の多いとき向けのウエットタイヤでコースイン。フェラーリ勢もすぐにウエットへ交換した。シューマッハがマゴッツからベケッツにかけての高速コーナーでハーフスピンしたが、クラッシュすることなく走行を再開。アロンソもスピンしており、ウエットタイヤでも走行が難しい状態になった。

残り約6分になったところでセッションは赤旗中断。この段階ではまだブルーノ・セナ(ウィリアムズ)がタイムを計測できていない。セッションは約1時間30分の中断後に再開。すでに晴れ間も見えているが、路面の水量はまだ多い。ザウバー勢はインターミディエイトでコースインしたが、可夢偉はすぐにピットへ戻ってウエットタイヤに交換した。再開後はトップタイムの更新が相次ぎ、可夢偉はチームメートのペレスとともにここで脱落となった。Q2で脱落した11番手から17番手は以下のとおり。

11番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、12番手小林可夢偉(ザウバー)、13番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、14番手ダニエル・リチャルド(トロ・ロッソ)、15番手ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)、16番手ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)、17番手セルジオ・ペレス(ザウバー)。

Q2のトップ5は、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)、マーク・ウェバー(レッドブル)、ロメ・グロジャン(ロータス)だった。

予選Q3は10分間で戦われ、ここでポールポジションが決まる。キミ・ライコネン(ロータス)とミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)はウエットタイヤを装着しているが、ほかのドライバーはインターミディエイトを装着。開始約5分でシューマッハがトップタイムを記録したが、その直後にアロンソがシューマッハとほぼ同タイムながらトップタイムを更新した。

インターミディエイトとウエットのタイムが並んだことから、ライコネンとシューマッハはピットへ入ってインターミディエイトに交換。その後、路面状況が改善されたことからトップタイムの更新が続いたものの、セッション終了直前に再びアロンソがトップタイムを更新。このタイムを破るドライバーは現れず、アロンソが今季初のポールポジションを獲得した。Q3の結果は以下のとおり。

1番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、2番手マーク・ウェバー(レッドブル)、3番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)、4番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、5番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、6番手キミ・ライコネン(ロータス)、7番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、8番手ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、9番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、10番手ロメ・グロジャン(ロータス)。

【結果】F1第9戦イギリスGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第9戦イギリスGP予選の結果

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック