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天候がF1イギリスGPを台無しに

2012年07月08日(日)1:02 am

今週末のイギリスGP(7月8日決勝)には色々な意味で暗雲が立ちこめている。

6日(金)は、シルバーストン・サーキットに向かうファンたちが何時間も交通渋滞によって足止めをくった末にフリー走行を見逃したり、舗装されていない即席の駐車場にさえも駐車できなかったり、サーキットに入れたとしてもコース上には全くと言っていい程動きがなかったりと、ファンにとっては散々の一日だった。

『New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』の記者、ブラッド・スパージョンは「色々読むものを買っておいて良かったよ。でも、チケットを買ってやっとの思いでここまでたどり着いた末に、ドライバーが座って待っているところしか見られなかった観客の事を思うと、かわいそうだよ」と語った。

しかし状況は悪くなるばかりだ。レース関係者は悪天候がレースの予定を狂わせていることを認めており、一般入場券を購入した3万人に7日(土)のセッションに来場しないように薦めていた。

サーキット責任者のリチャード・フィリップスは、影響を受けた観客に「深いお詫び」をするとともに、「全く残念で泣きたいくらいだ」と語っている。

それだけではなく、ジェンソン・バトン(マクラーレン)は、天候が回復しなければ8日(日)の決勝はキャンセルされるかもしれないと示唆している。

6日のセッションで、ブルーノ・セナ(ウイリアムズ)が、水の上を滑ってしまうアクアプレーニング現象を起こして壁に衝突したあと、バトンは「この状態では、レースをさせてもらえるとは思えないよ」と語っている。

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、高速コースの重要な箇所で「排水ができていないようだ」と指摘している。

「日曜日もこのままだったら、視界はゼロで、レースの半分はセーフティカーの後ろを走ることになるだろうね」とマルシャのティモ・グロックが『Bild(ビルト)』紙に語った。

また、悪天候はF1の最高権威バーニー・エクレストンを乗せたヘリコプターの着陸も拒んだ。

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